WordPressとは?世界一利用されているブログシステム
WordPressの特徴
WordPressを端的に表現すると、「HTMLやCSSの知識がなくても、ブログの投稿やWebサイトのページ作成ができるオープンソースのソフトウェア」です。
さすがにこの一文では理解できないので、一つずつ語句を噛み砕きつつ、解説します。
Webページをブラウザで表示するにはHTMLや CSSという言語(プログラム)が必要です。これらの言語をマスターしてデザインを考案し、Webサイトを構築するにはある程度時間をかけての努力を要します。
WordPressはこれらの言語を知らなくても、マイクロソフトのWORDに近い操作感で文章や画像を入力し、その後「公開」ボタンを押せばページの作成と公開が完了します。
オープンソース
WordPressは無料配布されており、著作権表示は不要、かつ如何なる制限もなく利用できます。また、入手・利用だけでなく、ソースコード(プログラム)に改良・拡張の付加も許可されていて、誰でも自由に開発に参加できます。
操作が容易
ページ作成画面は、操作方法が直感的に伝わるインターフェースに設計されているので、初心者でも比較的容易に習得できます。文字に色を付けたり画像挿入やリンクを貼ったりも、HTMLを記述する必要なくボタン操作で行えます。
自由に運営
無料で提供されているブログと違って、不本意な所に広告が表示されたり、投稿できる文字数制限や記事の内容によっては削除されたりの縛りがありません。ご自身の思い通りに運用できます。
WordPressの構造
HTMLでの作成だと、1ページ内にHTMLのタグや記事テキスト諸々、全ての情報を記述します。WordPressはHTMLサイトと違って、外観はタイトルやナビゲーションのパーツ毎に各PHP(プログラム言語の一種)で形成され、タイトルや本文などのテキストはMySQL(データベースの一種)にまとめて格納されています。PCやスマホからブラウザを通じてリクエストされたページの情報を、MySQLから取得して回答を返し、HTMLが創り出されて表示に至ります。
投稿と固定ページがある
投稿はブログタイプで、トップページに記事の一覧が時系列順に表示されます。固定ページは変動しないコンテンツを作成する使途にあり、会社やショップサイトに適しています。2つを組み合わせて、固定ページで会社のWebサイトを構築し、投稿でコンテンツ内のスタッフブログやニュースページを運営する合わせ技もあります。
プラグインで容易に拡張
プラグインはWordPressの機能を追加・拡張するプログラムです。必要なプラグインを管理画面上でダウンロードし、画面上で設定を行うだけです。例えばお問い合わせフォームも、プラグインを組込み・設定するだけで設置完了です。PHPが理解できなくても、動的ページが簡単に実装できます。
WordPressのメリットとデメリット
メリット
これまでに完全無料である、HTMLやCSSを知らなくてもWebサイトの運営が可能と述べましたが、それ以外のメリットや注意点となるデメリットを簡潔に挙げます。
- 修正が簡単
例えばタイトルやナビゲーションの全ページに共通の情報は、パーツのPHPやウィジット(部品)で一元管理しているので、1箇所を修正すると全ページに反映されます。 - 場所を選ばないWebサイトの運営
インターネットが繋がる環境であれば、ブラウザ上で管理画面にログインするだけで、更新や修正が可能です。 - 管理者を複数設定できる
管理者数に制限がないので、1つのアカウントを使い回す必要なく、セキュリティ的にも安心です。アカウント毎に管理者・編集者・購読者など、権限を段階的に区別できます。 - 情報が豊富
多くの関連書籍が出版されています。また、ネット上にもマニュアルやトラブル解決方法の記事や書込みが盛りだくさんです。 - 多くのテーマが配布されている
テーマは、外観のテンプレートと理解してください。無料で配布されているテーマも数多く、管理画面上でダウンロードして、クリックするだけでデザインの着せ替えが完了します。
デメリット
- 管理画面が少々難解
細かな設定が行える分、無料ブログと比べて管理画面の構造がやや複雑です。WordPress独自の用語で表記されていたりと、コツをつかむまでに時間がかかります。 - 高レベルの要望には専門知識が必要
デザインに意匠性を出したければ、HTMLやCSSの知識が必要だし、独自のカスタマイズをするのであれば、PHPのみならず、WordPressの構造自体を理解しなければなりません。 - 表示に時間がかかる
1つのページ内に必要な情報を入れ込んだHTMLファイルと違って、PHPのパーツとMySQLからテキストデータを呼び出したりと、リクエストされたページ毎に生成しているからです。 - セキュリテイ対策が必要
サイバー攻撃の対象になりやすい側面があり、常にソフトウェアやプラグインの最新版へのアップデートを心掛けなければなりません。
WordPressの利用に必要なもの
WordPress自体はライセンスフリーですが、残念ながら全くコスト不要という訳ではないのです。
サーバー
これはHTMLで作ったサイトでも同様です。
注意しなければならないのは、PHPとMySQLが使用できる環境であることです。レンタルサーバーには、MySQLなどのデータベースのないプランもあり、事前に下調べが必要です。もし、1つのサーバーで複数のWordPressを運用したければ、MySQLの制限数も確認しましょう。
初心者がWordPressのインストールや初期設定を自らするとなるとハードルが高いので、簡単インストール機能のついたサーバーをお勧めします。
ドメイン
レンタルサーバーを契約すると必ずサブドメインが付属してきます。
バリュードメインで提供しているサーバーで例えると、「example.a5.valueserver.jp」と、赤字の部分は利用者が任意の文字列を設定できます。
サーバー付属のサブドメインの利用はあまりお勧めしません。URLを覚えてもらい辛い、サーバーの引越しをすると同じドメインが二度と使えなくなるなどの支障を来たします。
独自ドメインを取得しておくと、余儀なくサーバーの変更をしてもURLを継続的に使い続けられます。長年培ってきた検索エンジンの信頼性や、URLを新たに告知する手間を損なうことを回避できます。
おわりに
話題のWordPressについて関心が高まったでしょうか?
操作方法さえ覚えれば、Webサイトの運営がもっと身近なものになるはずです。
- HTMLやCSSの知識のない初心者でもWebサイトの運営が容易に実現。
- 無料かつ、利用制限もないので、個人から大規模サイトまで気軽に導入できる。
- PHPとMySQLで構成され、リクエスト毎にページを生成・表示する。
- WordPressの運営にはサーバーとドメインが必要。
ブログやWebサイトの開設を検討されている方は、WordPressを候補に入れてみてはいかがでしょうか?
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