クリックだけでMoodleやMediaWikiなどの業務アプリを無料でインストールする方法(第2回)
この記事は、WebやAIなどの専門家不在の組織に向けて、初心者でもわかりやすい視点と、初期費用を抑えた観点から、業務効率化のヒントをお伝えする内容になります。
今回は、コアサーバーv2にクリックだけで業務アプリを構築する方法を解説します。
加えて、社内SEが社内稟議書で、オープンソースアプリを提案する場合や、フリーランスの方が顧客にコンサルティングする場合の視点に立って、提案のポイントも解説します。
第1回目の、業務アプリとコアサーバーv2に関して・アプリ一覧画面を表示する方法は、以下をご覧ください。
第3回目の、Osclassはじめ業務アプリのインストールと解説に関しては、以下からお読みいただけます。
MediaWiki(社内マニュアル管理アプリ)
MediaWikiとは、世界最大級の情報集約サイトWikipedia(ウィキペディア)のために開発されたアプリです。
Wikipedia同様に、情報を集約するだけでなく、何時・誰が・どの部分を・どのように修正したかという記録も自動的に残してくれます。
MediaWikiのインストール方法
①アプリ一覧画面からMediaWikiのアイコンをクリックします
※アプリ一覧画面の表示方法はこちらから>>
②このアプリケーションをインストールするリンクをクリックします。
③このままインストール可能ですが、ディレクトリ(オプション)にmediawikiと指定することで、複数のアプリケーションを管理することができおすすめです。
④管理者名やパスワードも変更せずにインストール可能ですが、忘れないように設定していただくことをおすすめします。
⑤インストールボタンをクリックするとインストールが開始されます。
⑥インストール中は、処理中と表示されます。
⑦インストールが完了したら次のような画面が表示されます。
⑧一番最初のリンクをクリックすると動作確認できます。
http://usertest.space/mediawiki/
業務アプリとしてのMediaWikiを提案するコンサルティング
MediaWikiを業務アプリとしてご提案する場合、マニュアルの作成へ利用するご提案をしています。
一般的にマニュアル作成を行う場合、マイクロソフトのWord(ワード)を利用すると思います。
マイクロソフトのWord(ワード)は世界有数の優れたアプリケーションですが、業務マニュアル作成アプリとして利用する場合次のような問題点が残ります。
- 制作者によって体裁が異なる。
- だれが、どのようなマニュアルを作成したか不明になり、重複したマニュアルを作成してしまう。
- マニュアル作成を主業務とするスタッフが発生する。
制作者によって体裁が異なる
MediaWikiを利用することで、Wikiが指定する体裁で統一したマニュアルを作成可能です。
だれが、どのようなマニュアルを作成したか不明になり、重複したマニュアルを作成してしまう
MediaWikiを利用することで、何時、誰が、どのようなマニュアルを、どこに作成したか明確になり、検索することも可能になります。
マニュアル作成を主業務とするスタッフが発生する
スタッフ全員がマニュアル作成に関わることができることで、マニュアル作成を主業務とするスタッフの発生を防ぐことが可能です。
コアサーバーV2でMediaWikiを利用することで、社内のマニュアルを一元管理できるだけでなく、社内マニュアル作成専任者を確保する必要もなくなります。
Elgg(グループウェア)
Elggはグループウェアです。
グループウェアとは、社内の連携を潤滑にするアプリケーションです。
グループウェアを利用すると、プロジェクトの進捗状況や、会議室の予約、スケジュールの共有などが可能になります。
一定規模以上の企業になるとグループウェアを導入していると思います。
Elggのインストール方法
①アプリ一覧画面からElggのアイコンをクリックします
※アプリ一覧画面の表示方法はこちらから>>
②このアプリケーションをインストールするリンクをクリックします。
このままインストール可能ですが、ディレクトリ(オプション)にelggと指定することで、複数のアプリケーションを管理することができおすすめです。
③管理者名やパスワードも変更せずにインストール可能ですが、忘れないように設定していただくことをおすすめします。
④インストールボタンをクリックするとインストールが開始されます。
⑤インストール中は、処理中と表示されます。
⑥インストールが完了したら次のような画面が表示されます。
⑦一番最初のリンクをクリックすると動作確認できます。
業務アプリとしてのElggを提案するコンサルティング
グループウェアを導入するとなると、初期費用も月額費用も使用する人数に応じた費用も必要になります。
すでにグループウェアを導入済みの企業であれば実感できますが、グループウェアの選定には人件費も時間も必要です。
いざグループウェアを導入するに当たり、社員がグループウェアを比較します。
社員がグループウェアを比較している時間も人件費が発生します。
社員がグループウェアを比較している間にも、グループウェアで管理するべき事案は積み重なる一方です。
Elggを利用することで、とりあえずグループウェアを利用したら何が出来るか、どのようなグループウェアを必要としているかを確認することができます。
もちろん、Elggの利用料は無料です。
SimpleMachinesForum(議事録アプリ)
SimpleMachinesForumとは、掲示板アプリです。
掲示板という名称を侮ってはいけません。
掲示板とは、英語圏ではフォーラムと呼ばれ、特定の目的のために皆で議論するアプリケーションを意味します。
設計としてはソーシャル・ネットワーキング(SNS)と同じようなものですが、ソーシャル・ネットワーキング(SNS)は個人の発言に主眼をおいているのに対し、掲示板(フォーラム)は、特定の議題に主眼をおいています。
SimpleMachinesForumを業務で利用する場合は、掲示板としてではなく、議事録アプリという呼び方をすると受け入れられやすいです。
SimpleMachinesForumのインストール方法
①アプリ一覧画面からSimpleMachinesForumのアイコンをクリックします
※アプリ一覧画面の表示方法はこちらから>>
②このアプリケーションをインストールするリンクをクリックします。
③このままインストール可能ですが、ディレクトリ(オプション)にSimpleMachinesForumと指定することで、複数のアプリケーションを管理することができおすすめです。
④管理者名やパスワードも変更せずにインストール可能ですが、忘れないように設定していただくことをおすすめします。
⑤インストールボタンをクリックするとインストールが開始されます。
⑥インストール中は、処理中と表示されます。
⑦インストールが完了したら次のような画面が表示されます。
⑧一番最初のリンクをクリックすると動作確認できます。
http://usertest.space/SimpleMachinesForum/
業務アプリとしてのSimpleMachinesForumを提案するコンサルティング
SimpleMachinesForumを提案する場合は、社内の議事録アプリとして提案すると良いです。
本来は掲示板アプリとして作成されたのですが、事業会社で掲示板アプリを提案しても軽んじられることが多いためです。
同じシステムであっても、呼び方を変えることで、受け入れられやすくなります。
単に議事録を保存する意味では、Wikiでも可能です。
SimpleMachinesForumは、議事録アプリとして提案し、社内で浸透してきた頃にSimpleMachinesForum内で議論を行う流れを提案すると良いです。
リモートワークが盛んになる中で、空いている時間にテキストチャットで議論できるSimpleMachinesForumは、業務効率化の意味でも提案しやすいアプリケーションです。
もちろん、SimpleMachinesForumの利用料は無料です。
WordPress(企業ホームページ)
WordPressとは、コンテンツマネジメントシステム(CMS)です。
コンテンツマネジメントシステム(CMS)とは、管理者が簡単にコンテンツを投稿、編集、削除、更新、共有することが出来るシステムです。
現在、世界のWebページの6割はWordPressを利用して構築されています。
WordPressのインストール方法
①アプリ一覧画面からWordPressのアイコンをクリックします
※アプリ一覧画面の表示方法はこちらから>>
②このアプリケーションをインストールするリンクをクリックします。
③このままインストール可能ですが、ディレクトリ(オプション)にWordPressと指定することで、複数のアプリケーションを管理することができおすすめです。
④管理者名やパスワードも変更せずにインストール可能ですが、忘れないように設定していただくことをおすすめします。
⑤インストールボタンをクリックするとインストールが開始されます。
⑥インストール中は、処理中と表示されます。
⑦インストールが完了したら次のような画面が表示されます。
⑧一番最初のリンクをクリックすると動作確認できます。
http://usertest.space/WordPress/
業務アプリとしてのWordPressを提案するコンサルティング
WordPressをインストールした直後の画面だと、シンプルすぎて業務アプリに利用できる気がしません。
WordPressの最大のメリットはWordPressテーマとWordPressプラグインです。
WordPressテーマ
WordPressテーマは無料で利用できるデザインテンプレートです。
ワンクリックで次のようなプロデザイナーが作成したデザインを適用できます。
無料と有料のWordPressテーマとの違いは、有料のほうがより使いやすいサポートがされていることです。
もちろん、無料でも十分大企業と張り合えるデザインにすることは可能です。
WordPressプラグイン
WordPressプラグインとは、無料で利用できる追加機能です。
無料プラグインに存在しない機能は、有料プラグインに存在することが多いです。
ワンクリックで次のような機能を追加できます。
- 独自会員管理構築
- 不動産サイト構築
- ソーシャル・ネットワーキング構築
- 自動バックアップ構築
- 予約サイト構築
WordPressを提案する場合、インストールしたWordPressを目の前で操作し、ある程度のシステムを構築することで、手軽さと有効性を提案できます。
もちろん、WordPressは無料で利用できます。
Moodle(社員教育)
Moodleとは、社員教育用アプリケーションです。
Moodleを利用することで、社員教育カリキュラム、講師用ページ、カリキュラム作成、社員教育の実行状況などの管理が可能です。
Moodleのインストール方法
①アプリ一覧画面からMoodleのアイコンをクリックします
※アプリ一覧画面の表示方法はこちらから>>
②このアプリケーションをインストールするリンクをクリックします。
③このままインストール可能ですが、ディレクトリ(オプション)にMoodleと指定することで、複数のアプリケーションを管理することができおすすめです。
④管理者名やパスワードも変更せずにインストール可能ですが、忘れないように設定していただくことをおすすめします。
⑤インストールボタンをクリックするとインストールが開始されます。
⑥インストール中は、処理中と表示されます。
⑦インストールが完了したら次のような画面が表示されます。
⑧一番最初のリンクをクリックすると動作確認できます。
業務アプリとしてのMoodleを提案するコンサルティング
私も採用コンサルティングを行う中で、各社に必要な人材採用が難しくなるばかりであることを、年々感じています。
では、各社が必要としている人材で、かつ、採用しづらい人材とはどのような人材でしょうか。
それは、自分で勉強して、自分で新規事業開発して、自分でマネジメントしてくれる人材です。
前提として、自分で勉強するという必要性があります。
つまり、社員教育体制があれば、各社が必要な人材を育てることが可能です。
OJTという名目で、人事担当者の手探りで社員教育を行うことも重要です。
同時に、社員教育アプリケーションを利用して、カリキュラム作成、外部講師の活用、社員の成長進捗を確認することで、採用に頼りすぎない経営が可能になります。
まとめ
今回は、コアサーバーv2を利用して業務アプリの代替アプリとなる無料のオープンソースアプリケーションの利用と、社内稟議書やフリーランスがコンサルティングする上での考え方を紹介しました。
MediaWiki(社内マニュアル管理アプリ)では、業務アプリとしての社内マニュアル管理アプリとして利用できました。
Elgg(グループウェア)では、業務アプリとしてのグループウェアとして利用できました。
SimpleMachinesForum(議事録アプリ)では、業務アプリとしての議事録アプリとして利用しつつ、最終的には社内の議論をWeb上で完結できるという提案につなげることが可能です。
WordPress(企業ホームページ)では、世界中の大企業とはりあえるホームページを構築可能でした。
Moodle(社員教育)では、既存の社員教育を行うだけでなく、優秀な人材に魅力ある会社だと感じてもらうシステムの提案が可能でした。
どのサービスもコアサーバーv2プランを利用すればクリックだけでインストール可能ですので、ぜひお試しください。
第1回目の、業務アプリとコアサーバーv2に関しては、こちらからお読みいただけます。
第3回目の、業務アプリのインストールと解説に関しては、こちらからお読みいただけます。
ドメインが実質0円(年間最大3,882円お得)になるサーバーセット割特典、
V2プランが初期費用無料・15%OFF(月額390円→331円)ブラックフライデーセールを展開中です。
最新のキャンペーンはこちらから
※ユーザーノートの記事は、弊社サービスをご利用のお客様に執筆いただいております。
アジマッチ有限会社(https://asimatch.com) 社長。基幹システムと連携したWebサービス開発から、AIを利用した機械学習の設計、開発、人材育成まで幅広い業務実績。最近は、スタートアップ企業のマネジメント業務のお声がけいただくことが多いです。