海外ドメインアフターマーケットの転売手数料統一について

Staff Note

ドメインのマーケットは大きく2種に分類されます。

ドメインプライマリ市場
  1. 空きドメインの登録
  2. 取得ドメインの更新(復旧)
  3. ドメインの移管

国内では一般的なドメイン管理会社が提供するこのこの3点をドメインプライマリ市場。

プライマリと異なり、

ドメインアフターマーケット(ドメインセカンダリ市場)
  • 過去に使用されていたドメインの再登録
  • 期限切れドメインに対する訴求

など、国内では中古ドメイン、JPオークションなどのマーケットをドメインアフターマーケット(ドメインセカンダリ市場)といいます。

今回お届けするのは、海外のドメインアフターマーケットで今大きな話題を呼んでいる、ドメイン転売手数料統一の動きです。

バリュードメインのドメイン担当者としての視点から、ドメインに関する最新ニュースをお伝えします。

ドメインマーケットの2つの種類

ドメインマーケットの2つの種類
  1. ドメインプライマリ市場
  2. ドメインセカンダリ市場

ドメインマーケットには上記2つの市場があります。

それぞれ取り扱うドメインの種類が異なるため、事前に理解しておくことで市場への理解が深まるでしょう。

ここからそれぞれの市場について詳しく解説していきます。

ドメインプライマリ市場

ドメインプライマリ市場とは、まだ使われていない空きドメインを登録したり、更新、移管したりする市場のことです。

一般的なドメイン管理会社が提供しているサービスなので、多くの方がドメイン市場と聞いて思い浮かべるのはドメインプライマリ市場だと思います。

バリュードメインでも、新規ドメインの登録、更新、移管のサービスを提供しているため、ドメインプライマリ市場の事業者だと言えるでしょう。

ドメインセカンダリ市場

ドメインセカンダリ市場(ドメインアフターマーケット)とは、過去に使われていたドメインの再登録や期限切れドメインに対する訴求などを行う市場のことです。

ドメイン名に対する価値が認識されるようになってきたため、新規取得に比べて高いお金を払ってでもドメインを購入したいという需要に対して生まれた市場になります。

国内では中古ドメイン販売やjpドメインオークションなどがドメインセカンダリ市場に当たると言えるでしょう。

今後もWebサイトやドメインの需要が高まっていくことによって、ドメインセカンダリ市場は拡大していくことが考えられます。

海外のドメインアフターマーケット3社が転売手数料を一斉統一

2023年2月1日から、海外のドメインアフターマーケットの大手3社がドメイン転売にかかる手数料を15%まで一斉に統一しました。

海外ドメインアフターマーケットの業者とは、

  1. Dan
  2. GoDaddy
  3. Afternic

の3社です。

Danは統一以前は手数料が9%であったため、事実上は手数料の値上げになります。

昨今は仕入れ価格の高騰や為替の影響でドメイン販売価格の値上げが話題となっていますが、値上げの波が転売手数料にも広がっています。

海外のドメインアフターマーケットは一強になりつつある

海外のドメインアフターマーケット事業者は一強、集約が進みつつあります。

builtwith.com

上記のように、GoDaddy1社が40%以上のシェアを占めているような状況です。

今回のドメイン転売手数料の統一に関しても、2022年にGoDaddyがDanを買収したことが背景にあると考えられるでしょう。

大手3社が転売手数料を統一したことによって、海外のドメインセカンダリ市場ではより手数料の安い事業者に乗り換えるような動きが見られます。

日本ではまだドメインの転売が広く行われているわけではないですが、今後ドメイン市場が広がっていくことで転売も一般的になってくるかもしれません。

海外ではドメインの転売が活発に行われている

海外ではドメインの転売が活発に行われています。

ドメイン名に対する価値が認識されるようになり、より高いお金を払ってでも人気のドメインを入手したいというニーズが高まってきたからです。

一般的に新規ドメインの価格は数百円〜数千円ですが、人気の高い中古ドメインになると数万円〜数十万円で取引されることもあります。

バリュードメインのサービスである.jpドメインオークションでも、2022年7月に「jdebit.jp」というドメインが97,147,500円で落札されたという事例もありました。

今後は国内でも中古ドメインの販売やオークションが一般的になってくるかもしれません。

中古ドメインの効果や新規ドメインとの比較について詳しく知りたい方は、下記の記事もぜひ参考にしてください。

まとめ:海外では中古ドメイン販売の手数料も値上げ傾向にあります

ここまで海外ドメインアフターマーケットの転売手数料統一のニュースについて最新情報をお伝えしてきました。

仕入れ価格の上昇や為替の影響で国内外のドメイン取得価格値上げが話題となっていますが、さらに中古ドメイン販売の手数料まで値上げの波が広がっています。

国内ではまだドメインの転売が一般的でないためあまり話題には上がりませんが、今後は国内でも同様の動きが見られるかもしれないので海外の動向にも注目しておきましょう。

当サイト「Valu Note(バリューノート)」では海外情報を元にドメインに関する最新ニュースを発信していきますので、今後の記事も見逃さないようにしてください。

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この記事を監修した人
中村圭佑
中村 圭佑

GMOデジロック ドメイン管理担当
ドメイン管理7年目。ドメインとDNSオタクがいつの間にか営業管理全般の担当に。
オタク趣味全般を網羅してます。

Posted by admin-dev


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