中古ドメインのSEO効果とは?新規ドメインとの比較や選び方まで解説

2022年10月18日ドメイン

中古ドメインは過去に他の人が使っていたドメインのことで、新規ドメインよりもSEO効果が高いと言われています。

ただ、使用する上でのデメリットもあるため中古ドメインであればどんなものでも良いわけではありません。

そこで本記事では、

  • 中古ドメインとはどのようなものなのか
  • 中古ドメインのSEO効果について
  • 中古ドメインを使用する上でのデメリット
  • 失敗しない中古ドメインの選び方

などについて詳しく解説していきます。

これからサイト運営に中古ドメインを活用したいと考えている人はぜひ参考にしてください。

中古ドメインとは

中古ドメインとは過去に他のサイトで使用されていた履歴のあるドメインのことです。

使用期限が切れるなどで元の持ち主の手を離れたドメインは再び取得できる状態となるため、新たにドメインを取得してサイト運営を行うことができます。

中古ドメインは過去にGoogleから受けていた評価を引き継ぐことができるため、最初から検索結果に上位表示されやすい状態でサイト運営を始めることが可能です。

ただ評価の高い中古ドメインはそれだけ欲しい人も多いので、なかなか取得できなかったり取得価格が高額になってしまうケースも多くなります。

jpドメインオークションなどを活用すれば厳選された中古ドメインをオークション形式で落札することができるので、このようなサービスもぜひ活用してみてください。

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中古ドメインのSEO効果【メリットを解説】

中古ドメインのSEO効果

  1. サイト立ち上げ時から評価が高い状態で始められる
  2. Google検索エンジンへインデックスされやすい
  3. 前の運営サイトから被リンクが引き継がれる

中古ドメインのメリットであるSEO効果は上記3つ。

運営初期から評価の高い状態でスタートできるため、中古ドメインを活用すれば短期間でアクセスや収益を増やすことも可能です。

ここからそれぞれのSEO効果について詳しく解説していきます。

サイト立ち上げ時から評価が高い状態で始められる

中古ドメインはサイトの立ち上げ時からGoogleの評価が高い状態で始めることが可能です。

元々運営されていたサイトの評価を引き継ぐことができるため、狙ったキーワードで上位表示をさせやすい状態になります。

新規ドメインの場合には立ち上げから3ヶ月くらいまではほとんどアクセスが集まらない状態が続くため、中古ドメインと比べてアクセスや収益が出るまでの時間は長くなってしまうでしょう。

最初からサイト評価の高い状態で運営をスタートできるという点が中古ドメインのメリットのひとつです。

Google検索エンジンへインデックスされやすい

中古ドメインで運営されているサイトは最初からGoogle検索エンジンへのインデックスがされやすい状態になります。

新しく記事を作成してもすぐに狙ったキーワードでインデックスされることが多いので、成果が出るまでの時間が短くなるでしょう。

新規ドメインの場合には記事を投稿してから2〜3ヶ月経たないとインデックスされないことが多いため、どうしてもアクセスが集まるまでに時間がかかります。

すぐに狙ったキーワードで上位表示させたいと考えているのであれば、中古ドメインを使うのもひとつの手です。

前の運営サイトから被リンクが引き継がれる

中古ドメインのメリットとして、前の運営サイトが集めていた被リンクを引き継ぐという点があげられます。

被リンクとは

被リンクとは外部のサイトやページから自サイトへのリンクを張ってもらうことです。

被リンクの数が多くなればなるほどSEO評価が高まると言われています。

新規ドメインで被リンクを集めるには長年の運営実績や質の高いコンテンツ作成を行う必要があり、簡単に集められるものではありません。

前の運営者が集めていた被リンクをそのまま引き継げるという点は中古ドメインを使用する大きなメリットのひとつとなるでしょう。

被リンク(バックリンク)については「バックリンクとは?SEO評価で重要な理由と増やすためのポイントを8つ解説」で詳しく解説しています。こちらもチェックしてみてください。

中古ドメインのデメリット3つ

中古ドメインのデメリット

  1. 低品質なサイトという評価をされる可能性がある
  2. 評価が高い中古ドメインは価格が高くなる
  3. ドメイン名を自由に決められない

中古ドメインには上記のようなデメリットも存在します。

上記のデメリットを理解しておかないと、中古ドメインを使って成果をあげることは難しくなるでしょう。

ここからそれぞれのデメリットについて詳しく解説していきます。

低品質なサイトという評価をされる可能性がある

中古ドメインは前の運営サイトが受けていた低品質なサイトという評価も引き継いでしまうというデメリットがあります。

以前の運営サイトがGoogleからペナルティを受けていた場合、中古ドメインとして新しくサイトを立ち上げてもアクセスを集めることができません。

また中古ドメインでは前サイトとまったく別の内容のサイトになるケースが多いため、Googleから「意図的に上位表示を狙っている」と判断されて検索順位が落ちるケースも多いです。

中古ドメインはGoogleからのペナルティを受けやすいというデメリットはしっかりと理解しておくようにしましょう。

評価が高い中古ドメインは価格が高くなる

前サイトの評価が高い中古ドメインの場合、販売価格が高くなる傾向にあります。

質の高い中古ドメインはそれだけ欲しい人も多いので、競合が多くなって価格が上がりやすいです。

6月、ドメイン登録サイト「お名前.com」のオークションで中古ドメイン「circleksunkus.jp」が約6千万円で落札された。ドメインは昨年11月末まで、大手コンビニ「サークルKサンクス」のウェブサイトに使われていた。

西日本新聞

上記のように人気の中古ドメインは6,000万円以上で落札されることもあり、争奪戦になっていることがうかがえます。

質の高い中古ドメインを取得するためにはある程度の費用がかかることは覚えておきましょう。

ドメイン名を自由に決められない

中古ドメインは元々の運営サイトのドメイン名を引き継ぐため、自由にドメイン名を決められないというデメリットがあります。

運営サイトの内容と関連性の低いドメイン名になってしまうことがほとんどなので、一部の訪問者から怪しまれやすいというデメリットが考えられるでしょう。

例えば、美容ジャンルの情報を発信しているサイトなのにドメイン名が「movie-news.jp」になってしまうような形です。

中古ドメインを使うのであれば仕方ない部分ではありますが、サイト内容とドメイン名との整合性がズレてしまうという点は覚えておいてください。

新規ドメインと中古ドメインのSEO効果を徹底比較!

  中古ドメイン 新規ドメイン
SEO効果 最初から評価が高い 最初は評価が低い
インデックススピード 速い 遅い
被リンク 最初から付いている 0から構築する
価格 高額 安い

表が見切れている場合、横スクロールできます

新規ドメインと中古ドメインのSEO効果について、上記の表で比較をしてみました。

中古ドメインの場合、

  • 最初からGoogleからの評価が高い
  • インデックススピードが速い
  • 被リンクが最初から付いている

などの面でSEO効果が高いことが分かります。

運営初期からGoogleの評価が高い状態でサイトを立ち上げたいのであれば、中古ドメインを使うことも検討してみましょう。

失敗しない中古ドメインの選び方

失敗しない中古ドメインの選び方

  1. ドメインパワーの高い中古ドメインを選ぶ
  2. 質の高い被リンクが多く付いている中古ドメインを選ぶ
  3. 運営するサイトと同ジャンルの中古ドメインを選ぶ
  4. 過去にペナルティを受けたドメインは避ける
  5. 中古ドメイン販売サイトやオークションサイトを利用する

失敗しない中古ドメインの選び方は上記5つです。

上記の点をおさえた上で中古ドメインを選ぶことで、ペナルティのリスクを最小限にすることができます。

ここからそれぞれの選び方について詳しく解説していくので、ぜひ参考にしてください。

ドメインパワーの高い中古ドメインを選ぶ

最初からドメインパワーの高い中古ドメインを選ぶようにしましょう。

ドメインパワーとはドメインが持っているSEO効果を表した数値であり、ドメインパワーが高いほど検索上位に表示されやすくなります。

バリュードメインが提供しているValue Domain Analyzerを使用すれば、ドメイン名を入力するだけでドメインパワーを簡単に調べることが可能です。

中古ドメインを取得する前にはドメインパワーをチェックし、なるべくドメインパワーの高いものを選ぶようにしてください。

ドメインパワーについては「ドメインパワーを高める5つの方法と計測ツールを紹介」で詳しく解説しています。こちらもチェックしてみてください。

質の高い被リンクが多く付いている中古ドメインを選ぶ

中古ドメインを選ぶ際には被リンク数も重要な指標になります。

被リンクの数が多ければ多いほどドメインパワーが高くなるため、なるべく被リンク数が多いドメインを選ぶようにしましょう。

被リンク数を調べられるツールとしては、

などがあります。

ahrefsなどの有料ツールは固定費がかかりますが、中古ドメインの被リンク数を詳細にチェックできるので可能であれば使用するのがおすすめ。

被リンクの数と合わせて、公的機関や上場企業などパワーの強いサイトからの被リンクは1本1本の質が高くなるので、質と量の両方を満たしている中古ドメインを選ぶようにしましょう。

運営するサイトと同ジャンルの中古ドメインを選ぶ

あなたが運営する予定のサイトと同ジャンルの中古ドメインを選ぶのもおすすめ。

過去に運営されていたサイトと同ジャンルの内容でサイトを作ることで、中古ドメインが持っているパワーを最大限引き継ぐことができるからです。

中古ドメインが過去にどのようなジャンルで運営されていたのかという履歴は、Wayback Machineというサイトにドメイン名を入力することで調べることができます。

同ジャンルの中古ドメインを探すのはかなり難しい作業ではありますが、可能であれば中古ドメインのジャンルも調べるようにしてみてください。

過去にペナルティを受けた中古ドメインは避ける

過去にペナルティを受けた履歴がある中古ドメインは使用を避けるようにしましょう。

ペナルティを受けている中古ドメインを使ってしまうと、検索エンジンにインデックスされなかったり急に順位が下がってしまう可能性があるからです。

中古ドメインがペナルティを受けているかを確認するには、ドメインをSearch Consoleに登録することでチェックすることができます。

ドメインをSearch Consoleに登録し、左メニューの「手動による対策」をクリックすればそのドメインがペナルティを受けているかどうか確認可能です。

中古ドメインを選ぶ際には、手動ペナルティの有無も確認するようにした方がよいでしょう。

中古ドメイン販売サイトやオークションサイトを利用する

質の高い中古ドメインを購入したいのであれば、中古ドメイン販売サイトや中古ドメインのオークションサイトを利用するのがおすすめ。

数ある中古ドメインの中から質が高くペナルティも受けていないものを厳選して販売しているため、中古ドメインの恩恵を確実に受けることができるからです。

特に中古ドメインオークションサイトであれば、入札形式なので質の高い中古ドメインを格安で入手できる可能性もあります。

Value Domainが運営しているjpドメインオークションであれば質の高い.jpドメインを入札形式で手に入れることができるため、中古ドメインを利用したいと考えているのであればぜひチェックしてみてください。

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中古ドメインに関するQ&A

中古ドメインに関するQ&A

  • 中古ドメインの値段はどれくらいを選べばいい?
  • 中古ドメインの購入後にやることは?
  • 中古ドメインでもGoogleアドセンスの審査に通る?

中古ドメインについて良くある疑問は上記の通りです。

ここからそれぞれの疑問について詳しく解説していきます。

中古ドメインの値段はどれくらいを選べばいい?

中古ドメインは質の高い被リンクが多く付いているほど価格が高くなります。

これから長期間に渡って運用していきたい資産サイトを作りたいと考えているのであれば、高価な中古ドメインを購入して運用していくのも良いでしょう。

ただ、季節ものの商品の販売やスポット的に新商品を紹介するサイトを作るなどの場合には、そこまで高価な中古ドメインを使わなくても良いと思います。

どのような目的でサイト運営を進めていくかによって中古ドメインの価格を選ぶのが良いでしょう。

中古ドメインの購入後にやることは?

  1. whois情報の変更
  2. whois公開代行設定
  3. 手動ペナルティの確認

中古ドメインの購入直後にやることは上記3つです。

whois情報とはドメインの所有者の情報のことで、持ち主が変わったのであれば情報を書き換える必要があります。

ドメインレジストラでwhois情報の公開を代行してもらう設定もありますので、合わせて検討してみてください。

念の為Search Consoleで手動ペナルティを受けていないかの確認も行っておくと安心してサイト運営ができるでしょう。

中古ドメインでもGoogleアドセンスの審査に通る?

中古ドメインで運営しているサイトであってもアドセンス審査に通過することは可能です。

オリジナリティがありSEOにも最適化されたコンテンツが豊富に投稿されているサイトであれば、アドセンス審査に受かることができるでしょう。

ただし、過去にペナルティを受けたことがある中古ドメインの場合にはGoogle側がアドセンス審査で落としてしまうことも考えられます。

事前にSearch Consoleでペナルティを受けていないかどうかの確認は行うようにしてみてください。

まとめ:中古ドメインはSEO効果・メリットあり!

ここまで中古ドメインのSEO効果やデメリット、新規ドメインとの比較について詳しく解説してきました。

中古ドメインは過去に他の所有者が運営していたドメインのことであり、サイトの立ち上げ初期から評価を受けた状態でスタートすることが可能です。

ただしGoogleからペナルティを受けてしまう可能性もあるので、デメリットも理解した上で中古ドメインを使うのが良いでしょう。

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この記事を監修した人
中村圭佑
中村 圭佑

GMOデジロック ドメイン管理担当
ドメイン管理7年目。ドメインとDNSオタクがいつの間にか営業管理全般の担当に。
オタク趣味全般を網羅してます。

Posted by admin-dev


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