フィッシングメールとは?見分け方や詐欺の手口、対策について解説

セキュリティ

フィッシングメールとは?見分け方や詐欺の手口、対策について解説

年々、フィッシングメールを使った詐欺被害が多くなっています。

昨今ではフィッシングメールだと見分けるのが難しくなってきているため、しっかり対策しておかないと詐欺被害に遭ってしまう可能性があります。

そこで本記事ではフィッシングメールの見分け方や詐欺の手口、対策方法について詳しく解説していきます。

フィッシングメール詐欺の被害を防ぎたいと考えている人は、ぜひ本記事の内容を参考にしてください。

また未然にフィッシングメールが届くのを防ぎたいのであれば、セキュリティレベルの高いメールサーバーを利用するのがおすすめです。

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目次

フィッシングメールとは

フィッシングメールとは、メール受信者を騙して偽サイトへのURLをクリックさせてIDやパスワードなどの個人情報を盗み出すメールのことです。

年々フィッシングメールの手口は巧妙になってきており、大手通販サイトや金融機関などを装ってメールを送信してくることが多くなっています。

また、フィッシングメール以外にもなりすましメールやスパムメールも同様に注意が必要です。それぞれの特徴を以下の表にまとめました。

種類特徴
フィッシングメール受信者を騙して偽サイトへのURLをクリックさせ、個人情報(IDやパスワードなど)を盗み取ることを目的にしたメール。
なりすましメール本物の送信者(知り合いや企業、宅配業者)を装ってメールを送信し、受信者を騙して情報を引き出すメール。
スパムメール(広告やプロモーションなど)大量に送信される迷惑メール。しばしば悪意のあるリンクが含まれることもある。

ただし昨今では複数の手口が組み合わされてメールが送られることが多く、明確な区別はできなくなっています。

具体的には下記のような情報を盗み取るケースが多いです。

  • 氏名、住所、電話番号などの個人情報
  • 運転免許証や保険証、マイナンバーカードの画像データ
  • メールアドレスやパスワードなどのログイン情報
  • クレジットカードや銀行口座情報

盗まれた個人情報によって、アカウントの乗っ取りやクレジットカードの不正利用などの被害に遭う可能性が高くなります。

フィッシングメール詐欺の手口【最新】

フィッシングメール詐欺の手口【最新】
  • IDやパスワードの変更
  • ECサイトの購入確認
  • 宅配便の不在通知
  • 偽サイトへの誘導

最新のフィッシングメール詐欺の手口は上記の通りです。

フィッシングメール詐欺の手口は年々巧妙になってきているため、一見すると普通のメールと見間違えてしまう可能性も高くなっています。

ぜひ最新のフィッシングメール詐欺の手口を把握して、対策に役立ててください。

IDやパスワードの変更

フィッシングメール詐欺の手口として、IDやパスワードの変更を促すメールがあげられます。

IDやパスワードの変更詐欺の手口
  1. IDやパスワードの変更を促すメールを送信
  2. メールに添付されたURLをクリックすると、本物そっくりのサイトに飛ぶ
  3. 本物そっくりのサイトでIDやパスワードを入力
  4. 情報が流出し、アカウント乗っ取りやクレジットカード不正利用につながる

「アカウントへのサインインが行われました。心当たりがない場合にはパスワードを変更してください。」

といった内容のメールを送り、ID・パスワードの変更を促します。

メール本文の中にURLが添付されており、クリックすると本物そっくりのホームページへと飛びます。

そのホームページでIDやパスワードを入力してしまうと、悪質業者の元にこれらの情報が流出してしまいます。

結果的にアカウントの乗っ取りやクレジットカードの不正利用につながってしまうのです。

ECサイトの購入確認

フィッシングメール詐欺の手口のひとつに、ECサイトの購入確認を装ったメールがあげられます。

ECサイトの購入確認詐欺の手口
  1. ECサイトの「購入確認メール」を装うメールを送信
  2. 身に覚えがないので、キャンセルするための手続きへを進める
  3. クレジットカードやID、パスワードの入力ページに誘導される
  4. そこでIDやパスワード、クレジットカード情報が盗み取られる

ECサイトで商品を購入した際に送られる「購入確認メール」を送り、身に覚えがない購入であるため多くの人が購入をキャンセルするための手続きへと進んでしまいます。

するとクレジットカードやECサイトで利用するためのIDやパスワードの入力を行うページへと飛び、IDやパスワード、クレジットカード情報が盗み取られてられてしまうのです。

ECサイトから見に覚えがない購入確認メールが届いた際には、本当にECサイトから送られているメールなのかを下記の「フィッシングメールの見分け方」を参考に確認するようにしてください。

宅配便の不在通知

宅配便の不在通知の手口
  1. メール、スマートフォンのSMSで宅配便の不在通知を送信
  2. リンクをクリックすると金融機関の偽サイトにアクセスしたり、アプリがダウンロードされる
  3. 偽サイトやアプリから個人情報を盗み取られる

宅配便の不在通知を装ったフィッシングメール詐欺の手口は、昨今頻繁に行われています。

メールよりもスマートフォンのSMSで送られるケースが多いようです。

メッセージ内容としては、「荷物を届けましたが不在でした。こちらのリンクをクリックして再配達のご依頼をお願いします。」といったものです。

リンクをクリックすると金融機関の偽サイトにアクセスしたり、アプリがダウンロードされて最終的に個人情報を盗み取られてしまうのです。

偽サイトへの誘導

以前までは金融機関や大手ECサイトの偽サイトへ誘導するケースが多かったですが、昨今では別の偽サイトへ誘導する手口も多くなっています。

最近では新型コロナウイルスの給付金に関するサイトであったり、企業ホームページとそっくりな外見をした偽サイトへの誘導を行う手口も増えています。

どの偽サイトも下記のような個人情報を入力させる傾向にあります。

  • ユーザーID
  • パスワード
  • クレジットカード情報
  • 暗証番号

パッと見た感じでは公式サイトと区別が付かない偽サイトが多いので、不用意に個人情報を入力しないように細心の注意を払いましょう。

フィッシングメールの見分け方【5つのポイント】

フィッシングメールの見分け方【5つのポイント】
  1. 差出人とメールアドレスが一致しているか確認する
  2. メール本文が不自然でないか確認する
  3. リンクURLが不自然でないか確認する
  4. メールの認証情報を確認する
  5. 公式サイトや担当者に確認する

フィッシングメールの見分け方のポイントとしては上記5つがあげられます。

昨今はフィッシングメールの精度が上がってきていますが、上記のポイントを意識すればフィッシングメールを見分けやすくなります。

ここからそれぞれのポイントについて、1つずつ詳しく解説していきます。

差出人とメールアドレスが一致しているか確認する

まず確認してほしいのは、差出人とメールアドレスが一致しているか?という部分です。

一般的に大手企業のメールアドレスは下記のように独自ドメインが含まれていることが多くなっています。

独自ドメインのメールアドレス

例えばAmazonの場合、@下記が下記の文字列のメールアドレスが公式です。

  • amazon.co.jp
  • amazon.jp
  • amazon.com
  • business.amazon.co.jp
  • email.amazon.com
  • marketplace.amazon.co.jp
  • m.marketplace.amazon.co.jp
  • gc.email.amazon.co.jp
  • gc.amazon.co.jp
  • payments.amazon.co.jp

上記以外の例えば「amazon.co.jp〜@gmail.com」などのメールアドレスからAmazonを名乗るメールが届いた場合、高確率でフィッシングメール詐欺だと考えられるでしょう。

下記は実際に届いたメールですが、差出人とメールアドレスが一致していないことからフィッシングメール詐欺であることがわかります。

差出人とメールアドレスが一致していないメール

今まで差出人の欄だけを確認してメールアドレスを確認していなかったのであれば、メールアドレスを確認するようにしてください。

メール本文が不自然でないか確認する

フィッシングメールを見分けるためのポイントとして、メール本文が不自然でないかを確認する方法があげられます。

フィッシングメールは海外の業者が作成し送信していることも多く、メール本文が不自然な日本語になっているケースがよくあります。

ただし昨今ではChatGPTをはじめとした生成AIの登場によって、本文の違和感が少ないフィッシングメールも多くなっています。

メールの件名や本文をチェックしただけではフィッシングメールだと見分けるのは困難になってきていますので、注意が必要です。

リンクURLが不自然でないか確認する

フィッシングメールを見分けるためのポイントとして、リンクURLが不自然でないか確認する方法があります。

メール本文から偽サイトへ誘導するためのリンクURLが記載されている場合、不規則な文字列になっているURLは偽サイトである可能性が高いです。

例えば下記のようなメール本文とURLが届いた場合、リンク文字列が不自然なためフィッシングメールではないかと判断できます。

いつも〇〇カードをご利用いただき、ありがとうございます。

このたび、第3者による〇〇カードの不正利用の可能性が検出されました。

ご不便とご心配をおかけしまして誠に申し訳ございませんが、至急〇〇カードサービスに修正情報を再登録してください。

https://smbu.ti/938gh38oqhg89qv7fw;7tw7qgf8qof68tl38oofp38dbgwdnkid

上記のようにリンクURLが不自然な場合もフィッシングメールの可能性が高いため、確認を行うようにしましょう。

メールの認証情報を確認する

フィッシングメールかどうかを見分けるためのポイントとして、メールの認証情報を確認する方法があります。

メールに記載されている差出人やメールアドレスも実は簡単に偽装することができてしまうので、SPFやDKIMといった認証情報を確認してフィッシングメールかどうかの判断をすることも大切です。

例えばGmailの場合、メール右上の「その他」アイコンから「メッセージのソースを表示」をクリックするとSPFやDKIMといった認証情報を確認できます。

Gmailの「その他」アイコンの画像
Gmailの「メッセージのソースを表示」メニュー
SPF、DKIM、DMARCの認証状態の画像

SPFやDKIM、DMARCの項目が「PASS」となっていれば認証が行われているため、本物のメールであると判断できます。

差出人やメールアドレスは偽装することができてもメールの認証情報は偽装できないため、フィッシングメールかどうかを見分ける際に活用してください。

DKIMの仕組みや設定方法については下記の記事でも詳しく解説しています。

公式サイトや担当者に確認する

フィッシングメールかどうかを見分ける最後の手段としては、公式サイトや担当者に直接確認をする方法です。

  • メールアドレス
  • メール本文
  • リンクURL
  • メールの認証情報

上記の方法でフィッシングメールかどうかを見分けられなかった場合には、送信元に直接問い合わせを行うのがよいでしょう。

ただし問い合わせを行う際にはフィッシングメールと疑われるメールに返信をするのではなく、Google検索で公式サイトへアクセスして問い合わせを行うようにしてください。

問い合わせを行う際にはメールの件名や送信日時を伝えて、本当に公式から送られているメールかどうかを確認するようにしましょう。

フィッシングメールの被害例

フィッシング対策協議会の公式サイトで、上記のようなフィッシングメールの被害例が報告されていました。

それぞれのリンク先で実際のメールを確認できますが、どれも公共機関や大手企業を装った内容のメールが多く、パッと見た目では本物のメールと区別が付きにくくなっています。

上記のようなメールが届いてもすぐにリンクをクリックしたり情報を入力せず、「もしかしたらフィッシングメールかもしれない」と疑って先ほど述べたフィッシングメールの見分け方の5つのポイントをまずはチェックしてみましょう。

ここからいくつかの事例について、詳しく解説していきます。

国税庁をかたるフィッシングメール

国税庁をかたるフィッシングメールが送信された事例がありました。

  • e-Tax個人アカウントの登録確認に関する重要なお知らせ
  • 滞納した税金がございます。
  • 未払い税金のお知らせ(自動配信メール)

などの件名でメールが送信され、フィッシングサイトへ誘導して個人情報の入力を促しています。

国税庁をかたるフィッシングメールの詳細はこちらのページを参照してください。

イオンカードをかたるフィッシングメール

フィッシング対策協議会のサイト上には、イオンカードをかたるフィッシングメールが送信された事例が紹介されていました。

  • お客様のカードご利用明細の内容をお知らせいたします
  • イオンカードからの重要なお知らせ
  • イオンペイ送金の異常事態についてのお知らせです。

上記のような件名でメールが送信され、フィッシングサイトへ誘導してメンバーIDやパスワードの入力を促しています。

イオンカードをかたるフィッシングメールの詳細はこちらのページを参照してください。

Mastercardをかたるフィッシングメール

フィッシング対策協議会のサイト上には、Mastercardをかたるフィッシングメールが送信された事例が紹介されていました。

  • カード年会費のお支払い方法に問題があります
  • マスターカードセキュリティ更新のお知らせ
  • MasterCardカード不正使用疑惑のセキュリティチェック

上記のような件名でメールが送信され、フィッシングサイトへ誘導して氏名や住所、クレジットカード情報の入力を促します。

Mastercardをかたるフィッシングメールの詳細はこちらのページを参照してください。

フィッシングメールを開いてしまったときの対処法4選

フィッシングメールを開いてしまったときの対処法4選
  1. 銀行のヘルプデスクへ被害状況の相談をする
  2. クレジットカード会社へカード利用停止の連絡をする
  3. サービスのホームページからパスワードの変更をする
  4. ファイルをダウンロードした場合は、まずはインターネット通信を切断

フィッシングメールを開いてしまったり、IDやパスワードを入力・添付ファイルのダウンロードをしてしまったときの対処法は上記4つです。

もしフィッシングメールを開いてしまったりファイルをダウンロードした場合には、焦らず上記のような対処法を行いましょう。

ここからそれぞれの対処法について、1つずつ詳しく解説していきます。

銀行のヘルプデスクへ被害状況の相談をする

もしあなたが銀行の口座情報をフィッシングメールで入力してしまった場合には、銀行のヘルプデスクへ被害状況の相談をしましょう。

銀行のヘルプデスクに相談を行えば、口座番号や暗証番号の変更を行って不正利用の被害を防ぐことができるからです。

銀行口座情報が流出したままになっていると、どこかのタイミングで不正引き落としが行われる可能性が考えられます。

フィッシングメールで口座情報を入力してしまった場合には、できるだけ早めに銀行のヘルプデスクへ連絡をして対処してもらうようにしてください。

クレジットカード会社へカード利用停止の連絡をする

もしあなたがクレジットカードの情報をフィッシングメールで入力してしまった場合、クレジットカード会社へカードの利用停止の連絡を行いましょう。

カードが利用できる状態になっていると、流出したクレジットカード情報を使ってカードの不正利用が行われる可能性があるからです。

一度カード情報が流出してしまうと情報が拡散される可能性が高いため、流出したカードは破棄して新しいカードを発行する必要があります。

カードを再発行すれば流出したカードで不正利用される心配はないので、できるだけ早めにカードの利用停止と再発行手続きを行うようにしてください。

サービスのホームページからパスワードの変更をする

フィッシングメールにECサイトや各種サービスのIDやパスワードを入力してしまった場合、サービスのホームページからパスワードの変更を行うようにしましょう。

他にも、複数のサービスでIDとパスワードを使いまわしている場合、その他のサービスページのパスワードも変更する必要があります。

基本的に流出したIDとパスワードの組み合わせは様々なサービスでログインが試されるため、これから設定するIDとパスワードの組み合わせも変更しておくのが安全です。

IDとパスワードの組み合わせを使いまわしている人も多いと思いますが、セキュリティの安全性を考えると使い回しは避けたほうがよいでしょう。

ファイルをダウンロードした場合は、まずはインターネット通信を切断

もしあなたがフィッシングメールに添付されているファイルを誤ってダウンロードしてしまった場合、すぐに以下の方法でインターネット通信を切断するようにしてください。

  • 有線LANの場合:LANケーブルを抜く
  • Wi-Fi(無線LAN)の場合:Wi-Fi接続をOFFにする

フィッシングメールに添付されているファイルには高確率でウイルスが仕込まれているため、インターネットに接続したままの状態だと被害が広がってしまう可能性があるからです。

もしあなたのパソコン内にウイルス対策ソフトがインストールされている場合、ウイルススキャンと削除を行ってください。

ウイルス対策ソフトがインストールされていないのであれば、パソコンのサポート窓口に連絡してウイルス削除を依頼するのがよいでしょう。

万が一フィッシングメールの添付ファイルを開いてしまった場合には、上記の対処法を行ってください。

自社サイトがフィッシング詐欺に使われた場合の対処法【事業者向け】

もし自社サイトそっくりのフィッシングサイトが発見された場合、ユーザーがフィッシングサイトに訪れて被害が拡大してしまう可能性があります。

以下の対処法を行い、被害の拡大を最小限に食い止めるようにしましょう。

  • サイバー犯罪相談窓口への相談を行う
  • 自社サイト内やメール・SNS上での注意喚起を行う
  • フィッシングサイトの閉鎖依頼を行う

フィッシングサイトの閉鎖依頼をするには、プロバイダーへ依頼する方法やフィッシング詐欺対応事業者に依頼する方法があります。

自社のフィッシングサイトが存在することで、ユーザーからの評判が下がってしまう可能性があります。

もし自社サイトそっくりのフィッシングサイトを確認したら、すぐに上記の対処法を行うようにしてください。

また再発防止の対策を行うことも重要です。フィッシング詐欺の監視を継続し、新たな手口に対する対応策を検討するようにしましょう。

フィッシングメール詐欺の被害に遭わないための対策7つ

フィッシングメール詐欺の被害に遭わないための対策7つ
  1. 不用意にメールやSMS内のリンクをクリックしない
  2. IDやパスワードを複数サイトで使い回さない
  3. OSやアプリを最新状態にアップデートしておく
  4. 怪しいサイトに個人情報やアカウント情報を入力しない
  5. 二段階認証等を使用する
  6. セキュリティソフトを導入する
  7. セキュリティレベルの高いメールサーバーを使用する

フィッシングメール詐欺の被害に遭わないための対策は上記7つです。

フィッシングメール詐欺の手口は年々巧妙になってきているため、事前に対策をしておかないと個人情報が流出するリスクが高くなってしまうでしょう。

ここからそれぞれの対策について1つずつ解説するので、ぜひ参考にしてください。

不用意にメールやSMS内のリンクをクリックしない

送信されたメールやSMS内のリンクを不用意にクリックしないのが、フィッシングメール詐欺の被害に遭わないための対策方法です。

ほとんどのフィッシングメール詐欺被害はメールやSMS内のリンクをクリックするのが起点となります。

受信したメールに少しでも違和感を感じるようであれば、メール内に掲載されたリンクをクリックしないようにしてください。

メールだけでなくスマートフォンで受信できるSMS(ショートメッセージ)を使ったフィッシング詐欺も横行しているので、同様にSMS内のリンクを無闇にクリックしないのが重要です。

IDやパスワードを複数サイトで使い回さない

サービスのログインに使用するIDやパスワードを複数サイトで使い回さないのもフィッシングメール詐欺を防ぐ対策になります。

仮にIDとパスワードが流出してしまったとしても、IDとパスワードを使いまわしていなければ1つのサービスでパスワード変更を行えば被害を最小限に食い止められるからです。

多くのサイトで同じIDとパスワードを使いまわしていた場合、悪質な業者が様々なサービスでIDとパスワードを試行して被害が広がってしまう可能性があります。

多少面倒ではありますが、セキュリティ対策を考えるのであればそれぞれのサービスごとに異なるIDとパスワードを使用したほうがよいでしょう。

OSやアプリを最新状態にアップデートしておく

OSやアプリを定期的に最新状態にアップデートしておくのも、セキュリティ強化のためには重要です。

アップデートの中にはセキュリティ強化が含まれていることもあるため、OSやアプリを最新状態にアップデートしておけばウイルス入りメールの被害を最小限に食い止める可能性があります。

特にセキュリティソフトに関しては常に最新のサーバー攻撃に対応できるようにアップデートを繰り返しているため、ソフトを最新の状態に保っておくことは非常に重要です。

GmailやYahoo!メールなどのメールアプリの場合も、最新状態にアップデートしておくことでフィッシングメールのフィルター機能を高めることにつながります。

怪しいサイトに個人情報やアカウント情報を入力しない

怪しいサイトに個人情報やアカウント情報を入力しないこともフィッシングメール詐欺の被害を防ぐ対策方法です。

  • Amazonアカウントを更新する必要があります。
  • パスワードの有効期限が切れたので今すぐ変更をしてください。
  • 口座情報が間違っているので、修正をしてください。

上記のようなメールが届くとすぐにURLをクリックして対応したくなりますが、一度立ち止まって「もしかしたらフィッシングメールかもしれない」と疑うようにしてください。

もしパスワードや口座情報を変更するのでああれば、ブックマークや検索で公式サイトから行うようにしましょう。

メールやSMS内のリンクをクリックした先は偽サイトである可能性があると覚えておいてください。

二段階認証等を使用する

二段階認証等のサービスを利用し、IDとパスワードだけではログインできないようにしておくのも重要です。

サービスへのログインを行う際に二段階認証を行う設定をしておけば、たとえIDやパスワードが流出したとしても不正アクセスを食い止めることができます。

例えば銀行や通販サービスでは、IDとパスワードに加えてメールやSMSで送信されるワンタイムパスワードを入力しなければアクセスできない仕組みが導入されています。

また指紋認証や顔認証など、本人でなければログインできない認証方法を使用するのも効果的です。

セキュリティソフトを導入する

セキュリティソフトを導入する

フィッシングメールが届くのを未然に防ぐためのセキュリティソフトを導入するのもフィッシングメール詐欺の対策方法になります。

もちろん、セキュリティソフトを導入したからといって100%安心できるというわけではありません。

ただしフィッシングメールに関する知識をもった上でセキュリティソフトを導入すれば、詐欺の被害を避けられる可能性が高まるでしょう。

例えば下記のようなセキュリティソフトでは、フィッシングメール対策機能が搭載されています。

導入に際して費用はかかりますが、よりセキュリティを高めたいと考えているのであれば上記のようなソフトの導入も検討してください。

セキュリティレベルの高いメールサーバーを使用する

フィッシングメールが届くのを未然に防ぐためには、セキュリティレベルの高いメールサーバーを利用するのもおすすめです。

メールを運用するサーバーにセキュリティ機能が搭載されていれば、フィッシングメールを検知して迷惑メールフォルダへ自動的に転送してくれます。

コアサーバーはセキュリティレベルの高いメールサーバーとなっており、スパムフィルター機能やウイルスチェック機能によって怪しいメールを排除することが可能です。

メールサーバー自体のセキュリティを高めたいと考えているのであれば、ぜひコアサーバーの導入を検討してください。

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フィッシングメールに関するQ&A

フィッシングメールに関するQ&A
  • フィッシングメールをブロックする方法は?
  • フィッシングメールが急に多く届くようになる原因は?
  • 詐欺を目的にしたフィッシングサイトの一覧は?

フィッシングメールに関するよくある疑問は上記の通り。

ここからそれぞれの疑問について、1つずつ詳しく解説していきます。

フィッシングメールをブロックする方法は?

フィッシングメールをブロックする方法としては、一度届いたメールアドレスやメールアドレスの大元になるドメインを拒否設定することです。

メールソフトにはブロック機能が搭載されていることがほとんどなので、一度届いたフィッシングメールをブロック設定すれば同じメールアドレスやドメインからはメールが届くことはなくなります。

ただしフィッシングメールを送信する業者の場合、様々なメールアドレスからメール送信を行うためすべてのフィッシングメールをブロック設定するのは難しいです。

セキュリティソフトを利用したり、セキュリティレベルの高いメールサーバーを利用したりして未然にフィッシングメールが届くのをブロックするのが効果的です。

フィッシングメールが急に多く届くようになる原因は?

  • ブログやSNSでメールアドレスを公開した
  • 懸賞サイトや無料ゲームサイトへ登録した
  • 企業やサービスからの情報漏えい事故
  • ウイルス感染による情報流出

フィッシングメールが急に多く届くようになる原因としては、上記があげられます。

無闇にメールアドレスをWeb上に公開したり、懸賞サイトやゲームサイトに登録をしてしまうとフィッシングメールが届く原因になってしまうでしょう。

他にも企業やサービスからの情報漏えい事故の対象になっていたりすれば、そこから大量のフィッシングメールが届く原因になることも。

ちょっとしたことでもメールアドレスの流出につながる可能性があるため、十分に注意するようにしてください。

詐欺を目的にしたフィッシングサイトの一覧は?

JPCERT/CCにおいて、過去に確認されたフィッシングサイトの一覧が公開されています。

JPCERT/CCで確認されたフィッシングサイトのURL一覧はこちら>>

2019年から2024年までのフィッシングサイトリストが公開されているため、怪しいサイトを見つけたらリストに該当していないかを確認するのもよいでしょう。

まとめ:フィッシングメールの見分け方を知り、対策しておきましょう

ここまでフィッシングメールとは何か?見分け方や詐欺の手口、対策方法について詳しく解説してきました。

フィッシングメールとはメール受信者を騙してIDやパスワードなどの個人情報を盗み出すことを目的としたメールのことです。

昨今はフィッシングメール詐欺の手口も巧妙になってきているため、しっかり対策を行っておかないと本物のメールだと間違えて個人情報を入力してしまう可能性も高くなっています。

フィッシングメールが届くのを未然に防ぎたいと考えているのであれば、セキュリティレベルの高いメールサーバーを利用するのもおすすめです。

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フィッシングメール詐欺の被害を防ぎたいのであれば、ぜひコアサーバーの導入をご検討ください。

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この記事を監修した人
左川善章
左川 善章

GMOデジロック インフラエンジニア
ボケもツッコミも下手な関西人。Windows98で動作するWebサーバーを使用した自宅サーバー構築から初めて、紆余曲折を経て今に至る。
▽登壇実績
https://ct-study.connpass.com/event/55305/
https://gmohoscon.connpass.com/event/102401/

Posted by admin-dev


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