.comドメイン価格が最大70%の値上げへ!今からでもできる対策を紹介します!
「2021年9月から.comドメインの価格が年間7%上がる」という衝撃的なニュースが飛び込んできました。
.comドメインはドメインの王様とも呼ばれており、世界で最も利用者数が多いドメインとなっています。
その.comドメインの価格が値上がりするとなれば、Webサイト運営者に与える影響はかなり大きなものになることが予想されるでしょう。
そこで本記事では、
- .comドメイン価格が値上がりする理由
- 今からでもできる.comドメインの値上がり対策
上記について詳しく解説していきます。
- .comドメインでサイトを運営されている人
- これから.comドメインを取得したいと考えている人
こののような人はぜひ参考にしてください。
.comドメインの料金が2021年より10年間で最大70%の値上がりへ
Verisign (NASDAQ: VRSN) は、2022 年 9 月 1 日に .com ドメイン名の卸売価格を $8.39 から $8.97 に引き上げます。
DOMAIN NAME WIRE
ドメイン業界向けの業界誌であるDomain Name Wireより、.comドメインの卸売価格が値上がりするというニュースが飛び込んできました。
ドメインはVerisignという機関からバリュードメインなどの問屋が仕入れてユーザーに販売を行っているため、卸売価格が上がるということはユーザーが支払うドメイン価格も上がることが予想されます。
実際に2022年9月から多くのドメイン業者が値上げを行っており、今後も.comドメインの価格は上がり続けていく可能性があるでしょう。
たとえば弊社バリュードメインでは、2022年9月時点の.com価格は下記のようになっています。
新規取得(初年度) | 0円 |
---|---|
更新/年 | 1,287円 |
新規取得(定価) | 1,510円 |
表が見切れている場合、横スクロールできます
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.comドメインの更新料は年間7%の値上げが予定されているため、仮に2029年までに毎年7%ずつ値上げが行われると考えれば更新料は毎年90円上がる計算になるでしょう。
つまり90円×7年で約630円の値上がりとなり、10年後にはドメインの年間更新料が1,917円まで上がってしまうかもしれません。
.comドメインの価格が値上がりする理由
- ドメインの卸売価格が上がるから
- 円安の影響で円の価値が下がっているから
.comドメインの価格が値上がりしている理由は上記2点です。
ここからそれぞれの理由について詳しく解説していきます。
ドメインの卸売価格が上がるから
バリュードメインなどのレジストラがドメインを仕入れる卸売価格が値上がりしているのが.comドメインの価格が上がる理由です。
日本国内でドメインを販売しているレジストラと呼ばれる業者は、.comドメインをVeriSignというレジストリから仕入れています。
Verisignから仕入れるドメインの価格が値上がりしているため、消費者に販売する販売価格も値上げせざるを得ないという状況です。
Verisign の ICANN との契約により、2023 年と 2024 年に再び 7% 値上げすることができます。
DOMAIN NAME WIRE
ドメイン業界誌のDomain Name Wireによると、2023年と2024年にも卸売価格の値上げが行われる可能性が高いとのこと。
これから数年はさらなるドメイン価格の値上げを覚悟しておいたほうが良いかもしれません。
円安の影響で円の価値が下がっているから
円安が進んでいる影響も.comドメインが値上がりしている理由のひとつです。
.comドメインはドル建てでの卸値となっているため、ドルに対する円の価値が下がればより多くの円を支払う必要があるでしょう。
円安は今後も進んでいく可能性があるため、今以上の円安が続けば.comドメイン価格のさらなる値上げが行われるかもしれません。
為替相場の変動はコントロールできない部分にはなりますが、円安が進めばドメイン価格が値上がりするという事実は覚えておきましょう。
日本国内での.comドメイン価格値上がりの状況
日本国内のドメイン販売業者も2022年9月に.comドメインの販売価格や更新価格を値上げする可能性が高いです。
- .comドメインの卸売価格の値上げ
- 円安の影響で円の価値が下がっている
上記2つの状況を考えても、今後数年で.comドメインの価格が大きく値上がりする可能性は極めて高くなっています。
値上げのタイミングは各社の判断にはなりますが、国内全体で徐々に.comドメインの価格が上がっていくのは避けられないでしょう。
バリュードメインの.comドメイン価格値上げ予定
バリュードメインでも卸売価格が7%値上がりするという状況は自社努力による許容範囲を大きく超過しており、社内で熟考しておりますが、値上げをさせていただかざるを得ない可能性があります。
ただし9月中は今まで通りの価格で.comドメインの新規取得や更新を行うことが可能です。
もしあなたが.comドメインの新規取得や更新を行う予定があるのであれば、ぜひ値上げ前に行っておくのがよいでしょう。
.comドメイン価格値上げに対する対策は「複数年登録/有効期限延長」
.comドメインの値上げは確定事項であり避けることはできませんが、対策として考えられるのは値上げ前にドメインの有効期限を延長しておくことです。
取得したドメインの有効期限は1年以上10年以内の範囲で延長することができるため、値上げ前に有効期限延長を行えば値上げの影響を下げることができます。
複数年登録のポイントとしては以下の3点。
- 値上がり前に複数年登録/有効期限延長した場合、値上がり後も有効期限が維持される
- 値上がり前の価格での更新が可能なため、値上がり後に更新を行うよりも継続費用がお得
- .comドメインは最大10年の有効期限延長が可能
ドメインの値上がり前に延長を行っておけば値上げの影響を受けずに済むので、値上がり後に毎年更新を行うよりもお得になります。
.comドメインは最大10年の有効期限延長が可能なので、長期利用することが確定しているドメインの場合には今すぐ複数年の有効期限延長を行っておくのがおすすめです。
.comドメインの複数年登録の価格一覧
期間 | 価格 |
---|---|
1年 | ¥1,408 |
2年 | ¥2,816 |
3年 | ¥4,224 |
4年 | ¥5,632 |
5年 | ¥7,040 |
6年 | ¥8,448 |
7年 | ¥9,856 |
8年 | ¥11,264 |
9年 | ¥12,672 |
10年 | ¥14,080 |
※2022年9月時点
バリュードメインで.comドメインの複数年登録にかかる価格一覧を上記の表にまとめました。
長期の複数年登録を行うほど1年あたりの更新料がお得になる仕組みとなっています。
上記の価格一覧もぜひ参考にしていただき、ドメインの有効期限延長を行う際に活用してみてください。
まとめ:.comドメイン価格値上げへの対策を行いましょう
ここまで.comドメイン価格の値上げが行われる理由や今からでもできる対策について詳しく解説してきました。
卸売価格の値上がりや円安の影響で.comドメインの販売価格値上げは避けられませんが、値上げ前に複数年での登録/有効期限延長を行うことで対策することが可能です。
値上げ前に複数年登録を行っておけば、最大10年間は値上がり前の価格での継続利用ができます。
バリュードメインは他社よりも値上げのタイミングを遅らせておりますので、ぜひこのタイミングで複数年の有効期限延長を検討してみてください。
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GMOデジロック ドメイン管理担当
ドメイン管理7年目。ドメインとDNSオタクがいつの間にか営業管理全般の担当に。
オタク趣味全般を網羅してます。