法人・会社用ドメイン取得の全知識！メールアドレスの作り方から決め方も

2024年6月7日2024年6月18日ドメイン

法人や会社を立ち上げる際には、ビジネス用独自ドメインの取得をおすすめします。独自ドメインは、Webサイトの公開やメールアドレスの作成に利用するものであり、専用のドメインを取得しないと事業活動に影響を与えかねません。

今の時代、法人や会社用の独自ドメインは必須と言っても差し支えないでしょう。

独自ドメインは、ビジネスにおいて非常に重要なものではありますが、法人や会社向けのドメインが何か理解できていない人は多いのではないでしょうか。

また、どのように独自ドメインを取得したり、管理・設定をすればよいのか分からない人も多いようです。今回は法人や会社の担当者に向けて、独自ドメインの基本知識や必須となるメールアドレスの作り方を解説します。

ビジネス用独自ドメインを取得する際は、サービス終了などのトラブルが起こりにくい信頼できるドメインサービス会社を選びましょう。

法人・会社用ドメイン取得の基本

法人や会社用ドメインを取得するといわれても、どのような作業であるか、イメージできない人もいるでしょう。まずは基本的な知識について解説します。

なぜ法人・会社用ドメインが必要か？

そもそも、Webの世界におけるドメインとは、インターネットにおける住所のようなものです。ドメインを利用することによって、クライアントは簡単にWebサイトへアクセスできたり、会社向けにメールしたりできます。

有名なドメインとしては「google.com」「gmail.com」や「outlook.com」などがあり、日頃から利用している人も多いでしょう。

ドメインの部分は、法人や会社が個別に取得できるものであり、今回はこれらの取得について解説しています。具体的に、ドメインが必要となる理由は以下のとおりです。

ドメインについては下記で詳しく紹介しています。ぜひご覧ください。

Webサイト（ホームページ）の公開

最初に理解しておくべきは、Webサイト（ホームページ）を公開するために、独自ドメインが必要になるということです。

皆さんが、取引先のWebサイト（ホームページ）へアクセスする際は、検索するケースもありますが、直接アドレスを打ち込むこともあるでしょう。Webサイト（ホームページ）は、ビジネスにおいて製品やサービスの紹介、顧客の獲得、顧客とのコミュニケーションなどさまざまな役割をはたします。

このように、クライアントや顧客が自分たちのWebサイトへアクセスしてくるためにはドメインが必要なのです。

Webサイト（ホームページ）の作成は、コアサーバーがおすすめです。
コアサーバーV２プランには、ドメインの同時申込みでドメインの更新費用が永久に無料となるお得な特典があります。法人・会社用Webサイト（ホームページ）におすすめの.jpドメインも更新費用永久無料です。

法人・会社用Webサイトをご検討の際は、是非ご利用ください。

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メールアドレスの作成

Webサイトと同様の理由でメールを送ってもらうためにも、独自ドメインが必要となります。

厳密にはGmailのように、フリーメールと呼ばれるものを利用しても、メールの送受信は可能です。しかし、一般的に法人や会社はブランドイメージが重要となるため、一貫性といった意味で独自ドメインを利用して、自社専用のメールアドレスを作成します。

例えば、Gmailを利用していては、メールアドレスから「どこの会社なのか」が相手側に伝わりません。逆に法人や会社として独自ドメインを取得していれば、その文字列でどこの会社なのか、どのような組織なのかを把握してもらえます。

またWebサイトのURLとメールアドレスが同じ文字列となるため、一貫性が出て仕事相手から信頼性が上がります。

ブランドの保護

ブランドイメージについては、近年で特に重要視されるようになりました。

悪意を持った第三者が自社のブランドをかたったドメインを取得するケースが見受けられ、トラブルの原因ともなっているからです。このような状況を未然に防ぐためにも、必要なドメインは自分たちで取得してブランドを守ることが求められています。

ドメインは一般的に利用されている.comや.co.jpなどだけではなく、NFTドメインと呼ばれるものもWeb３時代の到来により利用されるようになってきています。ブランドイメージを保護するという観点からは、NFTドメインの取得も意識しておきましょう。

NFTドメインについては下記をご覧ください。

ドメイン取得手順

法人や会社用ドメインを取得する手順は、どこのレジストラ（ドメインを登録する事業者）を利用しても大きく変わらず、基本的には以下の流れです。

最初に実施しなければならないことは、希望するドメイン名を決定することです。このドメイン名はWebサイトを公開するときのアドレスやメールアドレスの@より後ろとして利用されます。法人や会社のイメージを左右する部分であるため、十分に検討して、決定するようにしましょう。

法人・会社用ドメイン名の選び方については、後ほど解説するため、そちらをご参考にしてください。

また、ドメインの種類を考慮する必要があり、法人・会社の場合「.com」「.co.jp」「.jp」などが使われることが多くなっています。どれを利用するかによって料金やイメージが変化するため慎重に決定しましょう。利用したいものが決定したならば、実際に空きがあるかどうかを確認し、取得の手続きを進めます。

すでにドメインがお決まりの際は下記で、ドメインが取得可能か確認してみましょう。

一度決めたドメインは後から変更できないため取得時に間違った表記の文字列を登録しないよう注意が必要です。

なお、ドメインには有効期限があるため継続的な管理が求められます。更新を忘れると失効することになりかねないため注意しましょう。

ドメイン取得方法について下記で画像付きで実際の手順を紹介しています。ドメイン取得の際の参考してください。

法人・会社用ドメイン名の選び方

法人や会社用ドメイン名の選び方に困ってしまう人も多いのではないでしょうか。具体例を含めながら、どのような方向性で進めればよいかを解説します。

効果的な法人・会社用ドメイン名の特徴

法人や会社用のドメインは、おしゃれさなどよりも利便性を重視したほうが良いでしょう。特に、コーポレートサイトの公開に利用するドメインは、社名が確実に伝わる文字列にすることをおすすめします。皆さんの周りで利用されているドメインも会社名などで構成されているケースが大半でしょう。

ただ、自社のサービスに特筆すべきものがあるならば、そのような名称をドメインに含めることも効果的です。また、社名を英語表記したものに置き換えるなどのドメインも見受けられます。

詳しいドメイン名の決め方は、下記をご覧ください。

ドメイン名のアイデアを出す方法

繰り返しの説明とはなりますが会社や法人のドメインはブランドなどを象徴するものです。そのため、どのような文字列を取得するかによって、これらのイメージを大きく左右してしまいます。ドメインの価値を最大化するためにもブランドなどを直感的に伝えられる文字列で取得することが理想的です。

ドメイン名を決めるアイデアとして下記を参考にしてみてください。

会社名をドメインに反映する

シンプルな方法ならば、会社の名前をそのままドメインに反映させる方法が良いでしょう。例えば、コーポレートサイトなど会社自体を紹介するWebサイトであれば、会社の名前をそのままドメインにして差し支えありません。

ドメインの名称からアクセス先を判断しやすく、またクライアントや顧客などに覚えてもらいやすくなるはずです。

自社のサービスを強調する

続いて考えられる選択肢は、自社のサービス内容を象徴するキーワードを含める方法です。

例えば、インターネット通販に力を入れているならば「EC」などの文字列をドメインに含めます。これによって、ドメインを見ただけで「ECサービスを提供している事業者もしくはECのサービスサイトである」と予想してもらったりアピールできるでしょう。

下記に各業種ごとによく使われている文字列をまとめました。

業種	サービスの種類	ドメイン名の例
コンサルティング	consulting・advisor	〇〇consulting.com
教育	academy・training・learning	〇〇academy.com
飲食業	restaurant・cafe・bistro	〇〇restaurant.com
医療・ヘルスケア	clinic・health・care	〇〇clinic.com
不動産	realestate・homes	companyrealestate.com
金融サービス	finance・investment・banking	companyfinance.com
旅行・観光	travel・tours	companytravel.com
IT・テクノロジー	tech・solutions・systems	companytech.com
建設・工業	construction・engineering・builders	companyconstruction.com
クリエイティブ業界	design・media・studio	companydesign.com
法律サービス	legal・law	companylegal.com
人材・採用	recruitment・staffing	companyrecruitment.com

ドメイン名が組織名と関係ない場合でも、サービスを象徴するキーワードを入れることで、どのようなブランドであるかを示すことができます。

文字列を工夫する

同じような発想を持つ人が多く、希望するドメインは既に取得されているかもしれません。この場合は下記のように工夫してみましょう。

例えば、英語圏では「for you」を「4 U」と表現することがあります。このような記載に倣って、少し表記を工夫するとドメインを取得できるかもしれません。

ドメイン取得手順

続いては、具体的にドメインを取得する手順について解説します。

ドメインレジストラの選び方

最初にドメインを取得するレジストラを選ばなければなりません。

ドメインレジストラとは、簡単に表現するならばドメインの代理店のようなサービスです。基本的に一般的なドメインは直接取得するのではなく、レジストラを経由して取得します。

選び方としては以下を考慮しましょう。

サービスの信頼性

最初に信頼性の高いサービスを選択することが大切です。基本的にどのサービスも信頼性が高いですが、上場企業など、より信頼性の高いサービスを選ぶことをおすすめします。もし、サービスが停止してしまうと、ドメインが消滅することになりかねないため、念のために重視しておくべきです。

コストや関連サービス

ドメインの取得には費用がかかるため、コスト面も考慮するようにしましょう。併せて、ドメインに関連するサービスが提供されているかどうかも重要です。

例えば、レンタルサーバーも提供しているサービスであれば、ドメインとレンタルサーバーを同じ会社で契約できます。別々に契約すると手間が生じてしまうため、集約されている方が良いでしょう。

ドメインとレンタルサーバーを同じ会社であればトラブルが起きたときも問い合わせ先が一つで済みます。またドメインとレンタルサーバーを同じ会社にすることでさまざまな特典が用意されています。

例えばバリュードメインでは、ドメインとレンタルサーバーを同時に申し込むことでWebサイトの作成に欠かせないWordPressが自動で設定出来たり、ドメインの更新費用が永久無料、初期設定費が無料など特典があります。

関連サービスをうまく利用してコストを抑えるようにしましょう。

ドメインの種類

最後に、ドメインの種類が豊富であるかどうかについても注目すべきです。特に複数のドメインを同時に取得しておきたい場合は、選択肢が多いレジストラが良いでしょう。

ドメイン名の末尾につく「.com」や「.jp」はトップレベルドメインと呼ばれます。

トップレベルドメインが異なるドメインを取得されてしまうと、偽サイトなどが生まれてしまうかもしれません。そのような状況を防ぐために、あらかじめトップレベルドメインごとに取得しておきたいときの選び方です。

め、念のために重視しておくべきです。

バリュードメインは累計ドメイン登録件数680万件、運用年数20年以上の国内最大級のレジストラです。国内では珍しい海外ドメインも多く含む570種類以上の取り扱いがございます。大事なドメインを安心して取得・管理いただけます。

ぜひご利用ください。

ドメイン登録手順

ドメインの登録手順は上記の通りです。

最初に、これまでも説明してきているとおりドメイン名を決定しておかなければなりません。どのような文字列が良いのか熟考して、決定しましょう。ただ、ドメインは早い者勝ちであるため、既に取得されている可能性があります。

そのため、独自ドメインを取得できる状態であるか検索しなければなりません。もし、空き状態であれば、ドメインを取得できます。上記で解説したレジストラへアクセスして、ドメインの取得手続きを済ませましょう。なお、事前にアカウント作成などが必要となるため、準備しておくとスムーズに手続きが進みます。

ドメインは早い者勝ちです。まずは希望のドメインが取得可能か調べてみましょう。

ドメインの取得が完了したならば、基本的にはすぐに利用を開始できるものです。ただ、独自ドメインでWebサイトを公開したりメールアドレスを作成したりするためには、事前に設定が必要で、具体的な設定作業については以下で解説します。

また、ドメイン取得の手順について詳しく知りたい方は、関連記事をご確認ください。

ドメイン取得後の設定

ドメインは取得するだけで意味を持つものではなく、取得してからは利用に向けて設定しなければなりません。以下の手順でどのような作業が必要になるか把握するようにしてください。

DNS設定の基本

最初に、DNS設定と呼ばれる作業が必要で、簡単に説明すると「取得したドメインと利用するサーバーを関連付ける作業」です

ドメインを取得するだけでは「世界中にあるどのサーバーへとアクセスすれば良いか」の判断がつきません。そのため、ドメインに「レコード」と呼ばれるものを設定して、適切なサーバーへとアクセスできるようにします。

なお、この作業を実施するためには、会社や法人のWebサイトを公開するサーバーを契約しておかなければなりません。順番としては、Webサーバーの契約が完了し、設定すべきレコードの内容を把握、そしてDNS設定です。なお、ドメインの取得とサーバーの契約の順番が前後しても差し支えありません。

DNS設定はいつでも実施できる作業であるため、事前にドメインを取得しておいてから、追ってサーバーを契約して設定しても良いのです。サーバーの種類は非常に多くありますが、ドメインは同じ名称で取得できないため、まずは、ドメインの取得を優先すると良いでしょう。

メールアドレスの設定方法

DNSと組み合わせて実施したい作業が、メールアドレスの設定です。

事前に会社・法人用ドメインを取得していれば、メールアドレスはある程度自由に作成できます。

例えば、上記のように従業員の名前ごとにメールアドレスを作成することは難しくありません。ただし、メールアドレスを作成するためには、設定作業が必要です。

この作業手順は契約しているサーバー会社によって少々変化しますが、概ね同じと考えて良いでしょう。バリュードメインでの手順については以下で詳しく解説しているため参考にしてください。

法人・会社用ドメイン取得に関するQ＆A

法人や会社がドメインを取得する際に、よくある質問についてまとめました。

法人・会社用メールアドレスの具体例は？

ドメインを取得しても、どのようなメールアドレスを作成すれば良いのか、イメージできない人が多いかもしれません。必要なメールアドレスは、状況によりけりですが、具体例を挙げると以下の通りです。

最初に作成すべきは、会社の代表メールアドレスでしょう。代表メールアドレスとは会社や法人を代表して送付するメールアドレスを指します。一般的には、問い合わせの窓口になったり、お知らせを送付したりするメールアドレスです。
「info@〜」を使う企業が多いですが、利用する企業が多いからこそ迷惑メールの標的になりやすいというリスクもあるので注意が必要です。

続いては、従業員用のメールアドレスが考えられます。日頃の業務でメールは必須の存在となっているため、個々に対して発行することが一般的です。例えば、以下のようなメールアドレスを利用します。

この他にも、システムで利用するメールアドレスを作成することがあるでしょう。例えば、以下のようなものです。

システムの管理者やシステムからのお知らせメールなど様々な用途で、準備することが考えられます。

下記では仕事用メールアドレスの作成例を紹介しています。メールアドレス作成の際に参考にしてください。

おすすめのドメイン取得サービスは？

おすすめのドメイン取得サービスは下記の通りです。

各社の特徴を確認して会社に合ったサービスを利用しましょう。

具体的に独自ドメイン取得サービスを比較した結果が関連記事にあるためこちらをご参考ください。

会社ドメインの取得費用はいくらですか？

会社で利用するドメインの取得費用は、契約するレジストラによって変化します。また、ドメインの種類によっても変化するため、その点は注意しておきましょう。例えば、以下のような価格帯が考えられます。

これらは2024年5月の一例であり、キャンペーンなどで安くなっていることが多い傾向にあります。とはいえ、どこのレジストラを利用しても極端に高いものではないため、そこは心配しなくても良いでしょう。

なお、ドメインを取得する際にSSLと呼ばれるものを付与することがあります。これはWebサイトへアクセスする際の通信を暗号化するために必要なものです。ドメイン名利用と同時に、こちらも契約する場合は、追加で費用が発生するため、詳細についてその都度確認するようにしてください。

まとめ

会社や法人が利用するドメインについて解説しました。

ドメインはWeb上の住所を表すための文字列であり、会社や法人のWebサイトを公開したり、メールアドレスを作成したりするために利用します。任意の文字列で登録できることから、自社のブランドやサービスなどが伝わるような独自ドメインを取得しなければなりません。

上記で紹介した方法で最適な独自ドメインを取得しましょう。また今後は、Web3時代に備えて取得した独自ドメインと同じ文字列でNFTドメインを取得することも検討しましょう。

自社のブランドを守るためにも、複数のドメインを同時に取得しておくと良いでしょう。第三者にドメインを取得されてしまうと、ブランドを悪用される可能性があります。