マルチドメインとは?レンタルサーバーで複数ドメイン運用するメリットも解説
マルチドメインとは1つのレンタルサーバー上で複数のドメインを管理・運用することです。
異なるウェブサイトを同じサーバー環境で効率的に運用することが可能です。
本記事ではマルチドメインの基本概念や、レンタルサーバーで複数ドメインを運用するメリット・デメリットについて詳しく解説していきます。
これから複数ドメインを運用していきたいと考えているのであれば、ぜひ本記事の内容を参考にしてください。
マルチドメイン(複数ドメイン)とは?
マルチドメインとは、1つのサーバーで複数のドメインを運用する手法のことです。
マルチドメインを活用することにより、複数のサーバーを契約する必要がなくなるため維持管理のためのコストを削減できます。
例えばあなたが一人で複数のドメインでサイトを運営したいと考えた場合、それぞれのドメインを1つのサーバー上で運用することが可能です。
マルチドメインを活用することによって、複数のドメインを効率的に運用することができるようになるでしょう。
レンタルサーバーでマルチドメイン運用を行うメリット
- サイトごとにテーマを特化させやすい
- ペナルティのリスクを分散できる
- レンタルサーバーのコスト削減ができる
マルチドメインのメリットは上記3つです。
ここからそれぞれのメリットについて詳しく解説していきます。
サイトごとにテーマを特化させやすい
レンタルサーバーでマルチドメイン運用を行うことで、各サイトごとにテーマを特化させやすくなります。
マルチドメイン運用では1つのサーバーで複数のWebサイトを管理できるため、それぞれのテーマに特化したサイトを構築しやすいからです。
例えばあなたが会社のホームページとお店のホームページを別々に作りたい場合、マルチドメインを活用することでそれぞれのサイトのデザインを分けることができます。
ターゲットやテーマに合わせてサイトを特化させられるのがマルチドメイン運用のメリットだと言えるでしょう。
ペナルティのリスクを分散できる
レンタルサーバーでマルチドメイン運用を行うことにより、ペナルティのリスクを分散できます。
マルチドメイン運用ではそれぞれのドメインが別々のウェブサイトとして認識されるため、1つのサイトが検索エンジンのペナルティを受けても他のサイトには影響が及びにくいです。
例えばあなたが2つのドメインでウェブサイトを運営しており、1つのサイトがペナルティを受けてアクセスが下がってしまったとします。
マルチドメインで複数のドメインを運用していれば、もう一方のサイトはペナルティの影響を受けないため継続してサイトを運営し続けることが可能です。
ペナルティのリスクを分散するためにも、マルチドメイン運用はおすすめの手法です。
レンタルサーバーのコスト削減ができる
マルチドメイン運用を行うことにより、レンタルサーバー契約のコストを削減できます。
マルチドメイン運用では複数のドメインを1つのサーバー上で管理できるため、レンタルサーバーを複数契約する必要がなくなるからです。
などのレンタルサーバーではマルチドメイン運用が可能なため、複数ドメインを利用する場合でも1つのサーバーを契約すればOK。
レンタルサーバーのコストをなるべく抑えたいと考えているのであれば、ぜひマルチドメイン運用を行ってみてください。
レンタルサーバーでマルチドメイン運用を行うデメリット
- サーバー障害が発生するとすべてのサイトが影響を受ける
- 複数ドメインの運用コストがかかる
- サーバーによってはドメイン数の制限がある
レンタルサーバーでマルチドメイン運用を行う際のデメリットは上記の通り。
ここからそれぞれのデメリットについて詳しく解説していきます。
サーバー障害が発生するとすべてのサイトが影響を受ける
サーバー障害が発生することで運営しているすべてのサイトが影響を受けてしまうのがマルチドメイン運用のデメリットです。
マルチドメイン運用では1つのレンタルサーバーで複数のサイトを管理するため、サーバー自体に障害が発生するとすべてのウェブサイトへのアクセスができなくなってしまいます。
例えばサーバー側のハードウェアが故障してしまったりネットワーク障害が発生したりすると、一時的にあなたが管理しているすべてサイトへアクセスが制限されてしまうでしょう。
マルチドメイン運用を行う場合には、できるだけ信頼性の高いレンタルサーバーを選ぶのがおすすめです。
複数ドメインの運用コストがかかる
マルチドメイン運用を行うことで、複数ドメインを取得するためのコストがかかるというデメリットもあります。
マルチドメイン運用ではそれぞれのドメインに対して取得費用や更新費用が必要になるため、ドメインの数が増えるごとにコストも増加してしまうからです。
ドメインは1つであれば年間1,000円〜2,000円程度のコストですが、運用するドメイン数が増えれば増えるほど倍々でコストが増えていきます。
ただしバリュードメインの場合には15個以上のドメインを所有している方へのお得意様割引をご用意しているため、マルチドメイン運用を行いたい人でも利用しやすいと言えるでしょう。
あなたがマルチドメイン運用を検討しているのであれば、ぜひ割引が適用されるバリュードメインを検討してみてください。
サーバーによってはドメイン数の制限がある
レンタルサーバーによってはマルチドメイン数の制限があることもデメリットとしてあげられます。
いくつかのレンタルサーバーではプランによって許可されるマルチドメイン数に制限があるため、契約前には必ず確認しておくようにしましょう。
プラン | 月額料金 | マルチドメイン数 |
---|---|---|
CORE-MINI | 220円〜 | 50個 |
CORE-X | 390円〜 | 無制限 |
弊社が提供しているコアサーバーの場合、上記のように低価格帯のプランであってもマルチドメイン運用が可能となっています。
レンタルサーバーの運用コストを抑えながらマルチドメイン運用を行いたいという人には最適なプランとなっているため、こちらもぜひ検討してみてください。
ドメインを複数運用する理由
- 用途によってサイトを分けたい
- 特定のテーマに特化したブログを運営したい
- テスト用のサイトを持ちたい
ドメインを複数運用する理由としては上記のようなものがあげられます。
ここからそれぞれの理由について詳しく解説していくので、ぜひ参考にしてください。
用途によってサイトを分けたい
あなたが用途によってサイトを分けたいと考えている場合、複数のドメインを運用するのがおすすめです。
例えば会社用のホームページとお店用のホームページではターゲットやテーマが異なるため、デザインや発信内容をガラッと変える必要があるでしょう。
そのような場合にはそれぞれ別のドメインを取得してサイトを構築することで、会社用ホームページとお店用ホームページを複数運営することが可能です。
特定のテーマに特化したブログを運営したい
あなたが特定のテーマに特化したブログを運営したいと考えている場合にもマルチドメイン運用を活用できます。
1つのブログに複数のテーマを入れるよりも、それぞれのテーマに特化したブログを運営したほうがSEO評価が高まりやすいからです。
例えばあなたがガジェットとペットに関する内容をブログに書きたいと思った場合、それぞれ別のドメインで特化ブログを構築した方がSEO評価が高まってアクセスを集めやすくなります。
特定のテーマに特化したブログを複数運営したいのであれば、ぜひマルチドメイン運用を検討してみてください。
テスト用のサイトを持ちたい
ドメインを複数運用する理由として、テスト用のサイトを持ちたい場合が考えられます。
新しい機能やデザインの変更をする際に、テスト用のサイトを利用することで本番環境に影響を与えずに検証を行えるからです。
例えばブログのデザインを変更したいと考えたときに、テスト用のサイトがあれば本番環境に影響を与えずに実際の見え方などを試すことができます。
もしあなたが手軽に検証作業を行えるテストサイトを持ちたいと考えているのであれば、ぜひマルチドメインを活用してください。
レンタルサーバーでマルチドメイン運用を行う方法
実際にレンタルサーバーのコアサーバーでマルチドメイン運用を行う方法について解説していきます。
まずはコアサーバーの管理画面にアクセスし、左メニューの「ドメイン」をクリックしてください。
右側の「新しく追加」ボタンをクリックします。
取得したドメイン名を入力し、右下の「作成」ボタンをクリックしてください。
ドメイン名がリストに追加されれば設定完了です。
あとはこのドメインにWordPressをインストールなどすればウェブサイト運営を行うことが可能です。
WordPressブログの始め方に関してはこちらの記事でも解説しているので、ぜひ参考にしてください。
マルチドメインに関するQ&A
- マルチドメインはSEO対策に効果がある?
- マルチドメインとサブドメインの違いとは?
- マルチドメインとクロスドメインの違いとは?
マルチドメインに関する良くある疑問は上記の通り。
ここからそれぞれの疑問について詳しく解説していきます。
マルチドメインはSEO対策に効果がある?
マルチドメインは適切な運用が行われた場合にはSEO対策に効果があると言えます。
各サイトで特定のテーマに特化したコンテンツを発信することで、専門性が評価されて検索順位が向上する可能性があるからです。
例えばさまざまなテーマを取り扱う雑記ブログよりも、ガジェットや釣りなど特定のテーマに特化したブログの方が専門性が高くなってSEO評価が上がりやすくなります。
マルチドメインを適切な形で運用することで、SEO対策に効果があると言えるでしょう。
マルチドメインとサブドメインの違いとは?
マルチドメイン | サブドメイン | |
---|---|---|
ドメイン数 | 複数 | 1つ |
SEO評価 | 各ドメインごとに評価 | メインのドメインの評価を引き継ぐ |
運用コスト | 高い | 低い |
マルチドメインとサブドメインの違いについて上記の表にまとめました。
マルチドメインが1つのサーバーで複数のドメインを運用するのに対して、サブドメインでは1つのドメインを切り分けて別のサイトのように運用することが可能です。
例えばYahoo!の場合は以下のような形でサブドメインを使って複数のサービスごとのサイトを構築しています。
メインサイト | https://www.yahoo.co.jp/ |
---|---|
Q&Aサイト | https://chiebukuro.yahoo.co.jp/ |
オークションサイト | https://auctions.yahoo.co.jp/ |
ECサイト | https://shopping.yahoo.co.jp/ |
ニュースサイト | https://news.yahoo.co.jp/ |
不動産サイト | https://realestate.yahoo.co.jp/ |
サブドメインを使うことでドメインのコストを抑えることができたり、SEO評価を引き継ぐことができるというメリットも。
ただし大元のサイトがペナルティを受けると他の運用サイトも影響を受けてしまうため、注意が必要です。
サブドメインとは何なのか?メリットや使い方について詳しく知りたい人は下記の記事も参考にしてください。
マルチドメインとクロスドメインの違いとは?
マルチドメインとクロスドメインはどちらも異なるドメイン間のデータ管理に関する用語です。
マルチドメインは複数のドメインが独立して管理されるのに対し、クロスドメインでは異なるドメイン間でのデータアクセスが許可されます。
例えばECサイトとショッピングカートページのドメインが異なっている場合、クロスドメインを活用することでECサイトからショッピングカートページへのアクセスデータを分析することが可能です。
特にECサイトを運用する際にはクロスドメインの知識が必要な場合があるので、覚えておいたほうが良いでしょう。
まとめ:レンタルサーバーでマルチドメイン運用を行ってみましょう
ここまでレンタルサーバーでのマルチドメイン運用のメリット・デメリット、実際の運用方法などについて詳しく解説してきました。
複数のドメインを使ってウェブサイトを運用していきたいと考えているのであれば、マルチドメインを利用することでレンタルサーバーのコストを抑えることが可能です。
ただしマルチドメイン運用のデメリットも存在するため、事前にしっかりとマルチドメインについて理解をしておくことが重要になってくるでしょう。
コアサーバーのプランであるCORE-MINIやCORE-Xでは、月額220円〜マルチドメイン運用を行うことが可能です。
バリュードメインで15個以上のドメインを所有している方にはお得意様割引も適用されるため、マルチドメイン運用を考えているのであればぜひ検討してみてください。
ドメインが実質0円(年間最大3,882円お得)になるサーバーセット割特典、
V2プランが初期費用無料・15%OFF(月額390円→331円)ブラックフライデーセールを展開中です。
最新のキャンペーンはこちらから
ドメイン・サーバー同時契約でドメイン更新費用永久無料(年間最大3,858円お得)
是非、お得なこの機会にご利用ください。最新のキャンペーンはこちらから
ドメイン運用コストの最小化、最短工数・最良のドメイン管理ならお任せください!ドメインを100個以上管理している方・ドメイン管理業者・Web制作会社の方のためのドメイン一括管理・最適化サービス「ドメインコンシェルジュ」。
GMOデジロック ドメイン管理担当
ドメイン管理7年目。ドメインとDNSオタクがいつの間にか営業管理全般の担当に。
オタク趣味全般を網羅してます。