【初めてのサイト売買】サイト購入の流れ:失敗しないための注意点・対策
近年、アフィリエイトブログ等の収益化されたWebサイトを個人・企業間で売ったり買ったりする「サイト売買」が人気です。規模の小さい個人ブログでも売買の対象になることや、オンラインで取引が完結する利便性などから、特に個人のアフィリエイター・ブロガーの間で活発に取引されています。
この記事では、これからサイト購入をしてみたいと考えている初心者の方に向けて、サイト購入の流れや失敗しないためのポイントをご紹介します。
※本記事はサイト売買プラットフォーム「ラッコM&A」からの寄稿記事です。
サイト売買とは
サイト売買(別名:サイトM&A)とは、その名の通りWebサイトを対象とした売買取引のことです。運営リソース不足や閉鎖などの理由でサイトを手放したい売り手と、これからサイト運営を始めたい・事業を強化したいと考えている買い手の間で取引が行われています。Webサイトの中でも主にアフィリエイトブログや、ECサイト、WEBサービスなどの収益を得る目的で運営されているサイトが売買の中心となっています。
近年ではYouTubeチャンネルやSNSアカウント(Instagram/Tiktok/Twitter)などの媒体を活用したメディアの売買も盛んです。
譲渡対象物がWEBサイトという性質上、売買取引はほとんどがオンラインで完結します。基本的には売主・買主をマッチングするサイト売買プラットフォームを介して取引が行われており、特に数万円~数十万円規模の個人による売買が活発となっています。
サイト購入はどんな人におすすめ?メリットは?
下記に当てはまる方はサイト購入を検討するのがおすすめです。
- アフィリエイトブログを始めようと思っている
- 既にアフィリエイトブログ/Webメディアなどの運営を行っていて、コンテンツを強化したい
- 新規事業としてWebサイト、Webメディアの立ち上げを考えている
おすすめする理由として、サイト購入が持つ下記のようなメリットが挙げられます。
- 既に環境が整っているので、手早くサイト運営を始められる(1からサイトを構築する必要がない)
- 収益化済みのサイトであれば、購入後すぐに固定的な収入を得られる
- 既存サイトのコンテンツ強化にも利用できる(記事を移設するなど)
SEOによる集客を狙う場合、新規にメディアを立ち上げると結果が出始めるまで6~12ヵ月程度はかかってしまいます。そして必ずしも成果が出るとも限りません。
なので、既にある程度評価されているメディアを買うことはスピードアップだけではなくて、事業の不確実性を低減させる効果があります。
他にも、運営者のノウハウやマニュアル、場合によっては外注ライターもそのまま引き継ぐことができるケースがあるため、初心者や新規事業への参入であっても効率よく運営を始められるというメリットがあります。
一見メリットばかりに思えるサイト購入ですが、当然リスクもあります。サイトを購入することは一種の事業を始める(投資する)ことと同じですので、購入後も以前と同じ収益を維持できる(投資した費用を回収できる)保証はありません。
また、購入前に聞いていた話と違った・サイト移行やアカウントの引継ぎがうまく行かない、といったこともサイト売買ではよくあるトラブルです。こうした取引に関するトラブルは、サイト購入前に注意すべきポイントを知っていればある程度防ぐことが可能です。
サイト購入初心者が知っておきたいサイト売買の注意点・対策は、記事の後半でご紹介します。
サイト購入の流れ
サイト売買の基本・サイトを買うメリットを知ったところで、次に購入の基本的な流れを把握しておきましょう。
買いたいサイトを探す
サイト売買プラットフォーム等を通じて、購入したいサイトを探します。売却案件掲載数業界No.1の『ラッコM&A』なら、初心者でも手の届きやすい20万円以下の案件から高収益案件、ジャンル、収益モデルなど様々な条件でサイトを探すことができます。
売主と交渉を開始するまでは、サイトURL等の重要情報は伏せられています。開示されている情報をもとに、興味を持った案件に対して交渉を申し込みましょう。
売主との売買交渉
売主が交渉申込を承認すると交渉が開始します。直接交渉ができるものや、仲介業者を通してやり取りを行うものなど、交渉手段はサイト売買プラットフォーム(サイト売買サービス)によって異なります。
通常はこの段階でサイトURLや収益のエビデンス資料など、購入の判断材料となる重要な情報が開示されます。サイト購入で失敗が起こりやすいポイントの一つとなるため、後述の注意点をしっかり確認しておきましょう。交渉を通じて、サイトや運営に関する不明点・疑問をしっかりと解消しておくことが重要です。
事業譲渡契約締結
交渉がまとまり、購入することが決まったら売主と事業譲渡契約を締結します。購入後のトラブルを防ぐために、個人同士であってもしっかりと契約書を取り交わすのが基本です。
事業譲渡契約書はサイト売買サービスがひな形を提供している場合があるので、可能な場合はそちらを利用するのが良いでしょう。電子署名サービスを利用すると、締結作業も全てオンラインで済ませることができます。サイト売買プラットフォーム『ラッコM&A』なら弁護士監修の契約書の自動生成や・電子契約連携・契約書の内容について無料で弁護士相談できるチャット等の手厚いリーガルサポートを提供しています。
代金の支払い(エスクローの場合)
売買代金の支払い手段としてエスクローを利用できる場合は、まず買主がサービス側に売買代金を支払います。サービス提供者はサイト移行(譲渡物の引き渡し)・検収(買主による譲渡物のチェック)が完了するまで代金を預かり、問題がなければ売主に代金が支払われる流れとなります。
サイト移行(譲渡物の引き渡し)・検収
契約締結が完了したら、サイト移行(譲渡物の引き渡し)を行います。場合によってはGoogleアナリティクス、Googleサーチコンソール等のアクセス解析ツールの管理権限や、ASPの特別単価の引継ぎなども併せて行います。Webサイトの移行はサイト売買において最も手間と時間が掛かり、トラブルも多い作業です。売主・買主どちらも移行経験がない・不安な場合は、売買サービスが提供するサイト移行代行サービスを利用すると安全に進められます。
サイト移行が完了したら、買主による検収(譲渡物に問題が無いか確認する)期間に入ります。
取引完了
買主によるサイト検収に合格したら、売主に売買代金が支払われます(エスクローの場合はサービス提供者から売主に送金)。これで取引は無事完了です。
契約によっては譲渡後に一定期間、売主からの運営サポートが行われる場合もあります。
サイト購入のリスクとよくある失敗例
ここからは、サイト購入でありがちな失敗例・代表的なリスクを紹介します。
対策方法については、次のステップでご紹介します。
売上・アクセス状況が事前に聞いていたものと異なる
譲渡後に運営を開始したところ、サイトの売上やアクセスが事前に聞いていた情報よりも少なかったというケースです。
- 売主が虚偽の申告をしていた、または開示情報が正しくなかった
- 譲渡のタイミングでGoogleのアルゴリズム変動があったために、検索順位が下がってしまった(それにより検索流入が減った)
といった理由が考えられます。アルゴリズム変動などの外部要因は避けることが難しいリスクですが、虚偽申告やサイト移行時の不備への対策は買主側で行うことが可能です。
サイトに盗用(コピペ)・著作権違反コンテンツがあった
他のサイトからのコピペ・パクリと思われるコンテンツや、引用要件を満たさない画像の無断使用がある場合、後々所有者とのトラブルに発展する可能性があります。
また、売主がコンテンツを外注していた場合は、意図せず著作権違反となってしまっている(ライターがコンテンツ盗用している等)可能性もあります。このような場合、契約書上の対応だけではトラブルを完全に防ぐことは難しいため、ある程度自分でコンテンツチェックを行っておくことが大切です。
購入後にGoogleアドセンスやASPの審査が通らない
利用に審査が必要となるGoogleアドセンスや一部のASPでは、購入後にも改めて買主側で審査を出す必要があります。売主が行った当時は審査通過できたが、今申請しても通過できない(審査落ち)…といったことが、特にアドセンスにおいてよくあるトラブルです。
問題点と思われる部分を改善して再審査を繰り返すことも可能ですが、ページ数の多いサイトなどは非常に手間と時間が掛かってしまいます。
購入後に検索順位が下がった・手動ペナルティを受けた
主な集客方法がSEOのサイトの場合は、Googleアルゴリズムの変動(コアアップデート)による検索順位の下落という避けがたいリスクがあります。こうした外部要因によるアクセス・収益の減少は、売主の責任範囲外(買主が抱えるリスク)となります。
また、リスクの高いSEO対策(ブラックハットSEO)が行われているサイトの場合は、突然Googleから手動ペナルティ(検索順位が上がらなくなる罰則措置)を受ける恐れがあります。近年ではアルゴリズムの方針により手動対策が起こるケースは少なくなってきているものの、ブラックハットを明記しているサイトは避けておくのがベターです。
サイト移行に失敗してしまった(サイト不具合・データ破損など)
サイト移行(サーバー移転・ドメイン移管)はサイト運営者であってもなかなか行う機会のない作業のため、売主・買主どちらも初めてとなるケースが多いでしょう。
サーバー移転には多少の技術的知識が必要な場合がありますので、よくわからないまま作業を進めてしまった結果、サイトが表示されない(表示されない期間が続くと、アクセス流入の減少に繋がる可能性も)・最悪の場合は元のデータを消してしまうなどのトラブルも起こり得ます。
サイト購入で失敗しないための4つのポイント
ここまで紹介したようにサイト購入には様々なリスク・落とし穴がありますが、これから紹介する4つのポイントを押さえておくことでトラブルや失敗を未然に防ぐことができます。
売上・アクセスなどの数値は証拠となる資料を求める
売上やアクセスデータは、できるだけ証拠となる資料を見せてもらうように依頼しましょう。
- ASP等の売上が確認できる画面(管理画面など)
- アクセスデータの解析画面
例えば、上記のスクリーンショット(キャプチャ画像)や画面収録動画の提出を求めると良いでしょう。対象サイトの情報と分かるような状態(ドメイン名が画面に含まれるなど)にしてもらうことも重要です。
ただしこういった重要な情報は売主にとっても開示リスクがあるため、交渉が進んでいない段階では断られる可能性もあります。ある程度購入意思が固まった段階・ほぼ売却が決定といったタイミングでお願いすると良いでしょう。
トラブルに備えた契約条項を結んでおく
虚偽情報(売上・アクセスデータの虚偽申告や、手動ペナルティなどの不利な情報を隠す)、著作権違反や購入後のアドセンス審査に通らないといったトラブルは、契約書でカバーできる条項を結んでおく(契約違反の場合は無効にできるようにする)ことが重要です。
例えば、下記の点を盛り込んでおくと前述のようなトラブルへの対策になります。
- 開示情報が真実・正確であることを保証する(虚偽情報対策)
- コンテンツの権利所有を保証する(著作権違反対策)
- アドセンス等の審査に落ちた場合の取り決め(契約無効にするなど)
契約書のひな形はネットでも調べることができますが、取引の内容によっては追加の条項が必要になることも。ラッコM&Aなら弁護士監修の契約書ひな形を利用できるほか、弁護士への無料相談サービス(契約書作成時)も提供しています。
著作権対策:手動でのコピペチェックも有効
著作権違反トラブルへの対応策として、自身でサイトのコンテンツを確認しておくことも大切です。CopyContentDetectorなどのコピペチェックツールを使ったり、実際に記事の文章を一部コピーして検索・同じ内容の記事がないかどうかチェックしたりするとよいでしょう。
ただしコピペコンテンツが見つかったとしても、必ずしも購入サイトが盗用しているとは限らない(逆にパクられている可能性)ことにも注意してください。まずは売主に事情を確認・コンテンツの運営者に連絡してみるなど落ち着いて対応しましょう。
サイトのSEOリスクを事前に確認・把握する
検索アルゴリズム変動による検索順位の下落(アクセス数低下)は、どうしても避けられないリスクです。SEO集客がメインのサイトであれば、購入判断の基準としてSEO上のリスクを加味する・リスクが高いサイトであればそれを織り込んだ価格での購入を検討すると良いでしょう。
検索による流入を安定的に維持できそうか否かは、例えば以下の点で判断することができます。
- コンテンツの独自性や競合サイトに比べた優位性があるかどうか
- 順位変動の激しいジャンル(YMYL)でないか
- 外部サイトからリンクを獲得できているか、ブラックハットSEOを行っていないか
また、サイトがGoogleの手動対策(ペナルティ)を受けている状態だと検索順位が上がりません。売主に手動対策を受けていないことを確認しつつ、自身でもGoogleサーチコンソールの「手動による対策」を確認しましょう。
プラットフォームを介して取引をする
売買プラットフォームを挟まずに個人で直接売買をすることは基本的にお勧めできません。多少費用がかさむ(利用料金など)デメリットはありますが、安心面やスムーズな取引といった面ではそれを上回るメリットがあります。
- エスクロー方式なら持ち逃げ詐欺のリスクゼロ
- 悪質な売主を一定フィルタリングできる(プラットフォームによる事前審査)
- 取引の流れや契約書の作成など、迷ったときに運営に相談できる
- サイト移行代行を依頼できる場合もある
エスクローとは、仲介者(サービス提供側)が無事に取引完了するまで売買代金を預かってくれる仕組みです。買主にとっては代金の、売主にとってはサイトの持ち逃げを防ぐことができるため、この点がプラットフォームを利用する最大の利点と言えるでしょう。
サイト購入初心者には「ラッコM&A」がおすすめ
サイト売買の流れや様々なリスク対策をご紹介してきましたが、いざ実際に購入しようとなると、どうやって進めればいいか分からないといった悩みや不安が出てくると思います。
初めてのサイト購入なら、取引サポートが充実・売買実績が豊富(2021~2022年掲載・成約数No.1)なサイト売買プラットフォーム『ラッコM&A』がおすすめです。ここからは、サイト売買初心者の方にラッコM&Aをおすすめする理由をご紹介します。
取引は全てオンラインシステム化!次のアクションに迷わない
ラッコM&Aでは、売買取引に必要な作業がほぼ全てオンラインシステム化されています。取引ステータスの管理・進行が自動化されているので、サービスの営業時間を気にせず売主・買主の当事者間でサクサク取引を進められます。(*1)
気になる案件への申し込み・チャットによる交渉~契約書の作成・締結など、次にやるべきことがメールや自分専用の管理画面(マイページ)上で通知されるため、取引の進め方で迷うことがありません。サイト売買によくある疑問や、操作方法に困った場合のマニュアルやサポートも充実しています。
(*1)入金・出金の銀行処理を除く
Googleアナリティクス連携などで信頼性の高い情報が得られる
ラッコM&Aには一定の審査基準をクリアした案件(*2)が掲載されます。案件情報はGoogleアナリティクスとの連携に対応しているので、信頼できる(改ざんできない)アクセスデータが掲載されています(GA連携されている案件のみ)。
また、より安心して取引できるようユーザーの本人確認・SMS認証機能を提供しています。本人確認済みの売主や、エビデンス資料があるものといった条件で案件を探すことも可能です。
(*2)サイト情報の正確性、最新性及び適法性につき、如何なる保証も行うものではありません。
弁護士監修の契約書が自動で作れる・無料で弁護士に相談できる
円満な取引に欠かせない事業譲渡契約書の作成・締結も、ラッコM&Aなら安心のリーガルサポートがついています。
- 弁護士監修の契約書自動生成(フォームに入力するだけで作成できる)
- オンラインでの契約締結(世界トップシェアの電子署名サービス『DocuSign』採用)
- 無料の弁護士相談サービス(チャットで気軽に相談可能(*3))
もちろん独自で用意した契約書を使ったり、当事者間の任意の方法で契約締結することも可能です。
(*3)契約書作成に関する事項のみ
エスクローサービスで代金持ち逃げのリスクなし
ラッコM&Aはエスクローサービスに対応しているので、代金持ち逃げのリスクがありません。売買代金のやり取りは、次のような流れで進みます。
- 譲渡契約締結後、買主がラッコM&Aに売買代金を支払う
- 譲渡物の引き渡し(サイト移行)、買主による検収(譲渡物のチェック)
- 検収に問題がなければ、ラッコM&Aが売主に売買代金を送金
- 取引完了
万が一譲渡物に問題があり、取引中止となった場合には速やかにお預かりしている代金を買主へ返金します。また、ラッコM&Aへの入金確認はシステムによって自動検知されるため、支払いから検収完了まで取引をスムーズに進めることができます。
まとめ
サイト購入は、これからアフィリエイトを始めてみたい個人の方、Web事業への参入・強化を考えている方にぴったりの手法です。うまく行けば投資費用(購入にかけたお金)を半年~1年などの短期間で回収できる可能性もあるため、投資としても魅力的な手段と言えるでしょう。
慣れている・いないに関わらずサイト購入に多少のリスクはつきものですが、本記事で紹介した注意点や対策方法をしっかりと踏まえることで、失敗を防ぐことができます。リスクに備えつつ、信頼できるサイト売買プラットフォームで取引することも、初めてのサイト購入を成功させる近道です。
バリュードメイン管理のドメインは譲渡がかんたん!
バリュードメインで管理されているドメイン名は、バリュードメインユーザー内でリアルタイムでドメイン譲渡することができます。
なので売却想定があるサイトはバリュードメインでドメインを取得・管理していると、譲渡作業を楽に進めることができます。
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