【2022年5月版】Googleコアアップデートの影響を徹底解説!3つの対策も紹介
Googleが年に2~4回は実施すると言われるコアアップデートが、2022年5月に行われました。コアアップデートにより検索順位が大きく変動するため、アクセス数が大きく下落したり、逆に急増したりしたサイトは多いでしょう。
この記事では2022年5月に行われたGoogleコアアップデートについて、以下の内容を解説しています。
- コアアップデートとは
- 2021年に実施されたコアアップデートの内容
- 2022年5月に実施されたコアアップデートの影響
- 2022年5月コアアップデートで変動があったサイトの特徴
- 2022年5月のコアアップデートを受けてSEO担当者が取るべき対策
サイト運営者はコアアップデートにより、検索順位がどのように変動したのか注視する必要があります。下落および上昇した傾向を把握することで、次のコアアップデートに備えて対処できるようになるはずです。
最後までぜひご一読ください。
Googleのコアアップデートとは
コアアップデートとは、Googleで検索したときにユーザーが望むサイトを表示できるように、検索アルゴリズムを変更することです。年に2~4回ほど実施され、Webサイトによっては検索順位が大きく変動します。
検索順位が変動すると、以下のことが起こります。
- 順位下落によるアクセス数・売上の減少
- 順位上昇によるアクセス数・売上の増加
Webサイトを運用する以上は、コアアップデートの影響は避けて通れません。そのため、コアアップデートに影響を受けにくいサイト作りを心掛ける必要があります。
2021年に実施されたコアアップデートの内容を簡単におさらい
2021年は6~7月と11月にGoogleコアアップデートが行われました。ここからは、それぞれの回で行われたコアアップデートの内容について解説します。
2021年6~7月
2021年6~7月のアップデートでは、信頼性のある運営元や権威性が高いWebサイトが上昇した傾向にあります。反対に下落したWebサイトの特徴として、独自性の低いことが挙げられます。
【上がったサイト】
- 辞書型サイト
- 公式サイト
- 地域系情報サイト
- 一般ユーザーによる口コミサイト
【下がったサイト】
- キュレーションサイト
- 大手ポータルサイト
- 比較・ランキングサイト
キュレーションサイトや比較・ランキングサイトといった、独自性の低いWebサイトは軒並み減少傾向が見られました。
2021年6~7月のコアアップデートについて詳しくは「【2021年6月~7月】Googleのコアアップデートによる変動を総まとめ!やるべき対策もご紹介」の記事で解説しています。ぜひ参考にしてみてください。
2021年11月
2021年11月のコアアップデートでは、以下の傾向が見られました。
- 政府関連のサイトが上位表示されやすくなった
- 多くのまとめ・ランキングサイトが順位が下落傾向に
- 専門性の高いWebサイトがより有利になった
先述の6~7月度と同様に重要視していることは運営元や権威性、そしてWebサイトの独自性であるとうかがえます。
2022年5月に実施されたコアアップデートの影響3つ
ここからは2022年5月に実施されたコアアップデートにより生じた影響を3つ紹介します。
- E-A-Tは以前よりも重要視される
- オリジナリティの高いサイトが有利な傾向に
- サブドメイン・サブディレクトリの重要性が下がる
順番に見ていきましょう。
1. E-A-Tは以前よりも重要視される
以前よりGoogleが重要視していた要素の1つがE-A-Tですが、今回のアップデートでさらにその傾向が強くなったことがうかがえます。
つまりGoogleはユーザーが有益と思える情報を提供するために、サイト運営者の素性を特に重要視していると言えます。
2. 独自性の高いサイトが有利な傾向に
独自性の高いサイトが有利な傾向も見られました。独自性とは「そのサイトならではの情報」のことを指し、他Webサイトと差別化が図れている状態です。
Googleからの評価が低い「独自性が低いサイト」とは引用が多かったり、他サイトと似た情報ばかりが掲載されていたりする状態です。更新する際はご自身のサイトだからこそ提供できる情報を掲載するようにしましょう。
3. サブドメイン・サブディレクトリの重要性が下がる
サブドメインやサブディレクトリという形で、大手ドメインの配下で運営している記事も下落している傾向が見られました。今回のコアアップデート以前は、サブドメインやサブディレクトリの形式で運用することで検索順位が担保できていました。
しかし、今回のアップデートをきっかけに、サブドメインやサブディレクトリの恩恵がやや薄れたと言われています。サブドメインやサブディレクトリで運用されている記事が下落したことからGoogleはドメインよりもコンテンツに重点を置いていることがうかがえます。
なお、サブドメインやサブディレクトリで運営しているメディアでも、ユーザー目線に沿って構成されているサイトであれば、コアアップデートで悪影響を受けることはありません。
サブドメインについては、「サブドメインの意味とは?メリット・デメリットや使い方を解説!」で詳しく解説しています。こちらもあわせてご覧ください。
2022年5月コアアップデートで変動があったサイトの特徴
2022年5月のコアアップデートで変動があったサイトには、それぞれ特徴が見られました。ここからは、今回のアップデートにより上がったサイトおよび下がったサイトそれぞれの特徴を紹介します。
上がったサイト
コアアップデートにより上がったサイトの特徴は、以下の2つです。
- ユーザーの検索意図に沿っている
- 独自のコンテンツを含んでいる
基本的な傾向として、2021年以前からGoogleが重要視していることと、ほとんど変わりません。引き続きユーザーのためになる情報を提供していきましょう。
下がったサイト
下がったサイトの特徴は、先述の「上がったサイト」とは対照的に、ユーザーの検索意図に沿っていないと判断された場合です。これまでのコアアップデートでも検索意図は重要視されていたので、傾向は特に変わっていません。
しかし、今回のアップデートで決定的に異なる点は、大手ドメインの配下であっても下落している傾向が見られたことです。そのため、大手ドメインのサブドメインやサブディレクトリで運用している人は、改めて読者の意図に沿っていることを振り返ってみてください。
今回のアップデートで検索順位が下落した人は、弊社が提供する「Value Domain Analyzer」でドメインパワーを計測してみてください。ドメインパワーを表す「DR値」が高いにもかかわらず検索順位が下落してしまった場合、Googleからコンテンツの質が低いと判断されている可能性が高いです。
なおドメインパワーについては、「ドメインパワーを高める5つの方法と計測ツールを紹介【Value Domain Analyserがおすすめ】」で詳しく解説しています。ぜひご一読ください。
Value Domain Analyzerはバリュードメイン管理のドメインであれば、無料で被リンク数や内部リンク数の計測ができます。今後サイトを運営するにあたっての参考になる情報を得られるので、ぜひご活用ください。
2022年5月のコアアップデートを受けてSEO担当者が取るべき対策3選
2022年5月のコアアップデートを通して、SEO担当者が取るべき対策は以下の3つです。
- 読者目線のサイト・記事作成に努める
- E-A-Tに沿ってコンテンツを作成する
- オリジナリティを加える
順番に見ていきましょう。
1. 読者目線のサイト・記事作成に努める
読者にとってためになるコンテンツ作りに努めましょう。2022年5月分も含め、コアアップデートはユーザー第一を考慮して実施います。
しばらくぶりに来た2022年5月のコアアップデート。
— 主婦アダルトアフィリエイターめい (@BMCL13) July 16, 2022
新規ドメインはすぐにインデックスされるし、
個人ブログが軒並み上がってる😆
よりコンテンツ重視になりましたね!
個人ブロガーやアフィリエイターには追い風ですね!
がんばろう💡#ブログ初心者 #ブログ書け #ブログ仲間と繋がりたい
実際に「Googleが掲げる10の事実」では「1. ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。」とあります。そのため、ユーザーに沿った記事を継続して作成していけば、コアアップデートが起きたとしても最小限の影響で済むはずです。
2. E-A-Tに沿ってコンテンツを作成する
E-A-Tに沿ってコンテンツを作成することも忘れないようにしましょう。E-A-Tを意識すれば、ユーザーが安心してあなたのサイトを読み込んでくれます。
E-A-Tを向上させるポイントを以下にまとめてみました。
- Expertise(専門性)
⇒メディアで対応するジャンルを絞る - Authoritativeness(権威性)
⇒詳しい人が執筆もしくは監修をする - Trustworthiness(信頼性)
⇒運営者情報を公開する
上記の中で運営者情報の公開はすぐに取り掛かれる作業の1つなので、今日のうちに終わらせておきましょう。
コンサルしているクライアント様のサイトの傾向から、2022年5月のコアアップデートの特徴の一つに、個人のアフィリエイトサイトの順位が下がっている。中でも運営者情報のページのないサイトは顕著。逆に大手企業のサイトは順位が上がっている。まずは運営者情報の充実を。
— 三田健司 (@kenkazuyu) July 4, 2022
コアアップデートによる下落を防ぐためにも、ぜひ上記の方法を取り入れてみてください。
3. 独自性を加える
コンテンツを作成する際は「そのサイトだからこそ得られる情報」を加えるようにしましょう。コアアップデートにより年々、独自性のある情報が評価されやすくなっている傾向にあります。
実際に独自性がなく、他のWebサイトに載っている情報ばかりでは、ユーザーが訪れる意味はありません。
独自性を加えるおすすめの方法は、ご自身の経験や体験をベースに執筆することです。経験や体験は唯一無二の情報なので、他の人では同じようなことは書けません。
「このサイトだからこその情報を得られる」Webサイトを目指して、コンテンツ作成に取り組んでみてください。
Googleコアアップデート対策にはサーバー選びも重要
Googleのコアアップデート対策はコンテンツ作りと同じくらいに、サーバー選びも重要です。実際にGoogleが検索順位を決める指標の1つに「Webサイトの表示速度」が挙げられます。
表示が遅いWebサイトは「ユーザー目線で作られていない」と認識されてしまい、検索順位が下落してしまいます。Webサイトの表示速度を上げる方法の1つが、高速サーバーで運用することです。
弊社が提供するコアサーバーはユーザーが快適に閲覧できるように、以下の機能を取り入れています。
- 業界最高クラスである64コア128スレッドのCPUを採用
- 最大1TBの大容量メモリ
- 高速読み込みのSSDを採用
- 最大10Gbpsの高速ネットワークを導入
費用も月額最安390円~と、コスパよく高速サーバーの利用が可能です。
まとめ
2022年5月にGoogleが実施したコアアップデートにより、多くのサイトで検索順位の変動が見られました。これまでにもコアアップデートは行われてきましたが、一貫してユーザーを第一に考えていることがうかがえます。
Webサイトを運用する以上、コアアップデートによる検索順位の影響は避けて通れません。そのため、コアアップデートに備えて以下のポイントを押さえてサイトを運用しましょう。
- 読者目線でサイト・記事作成に努める
- E-A-Tを意識する
- 独自性のコンテンツを加える
- サイトを高速表示できるようにする
上記のポイントを意識してサイトを運用していれば、コアアップデートが来ても最小限の下落で済むでしょう。それどころか、大幅に検索順位が上昇し、サイトの集客力ならびに売上アップに繋がることもあります。
コアアップデートを正しく理解して、検索順位の変動に恐れずにサイト運用に努めましょう。
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20代からECサイト運営・WEBマーケティング系の仕事を15年以上経験。最近は分析スキル向上のため機械学習・データサイエンスを勉強中。