サブドメインとは?メリット・デメリットや作り方を初心者にもわかりやすく解説!

2022年7月13日ドメイン

サブドメインとは「〇〇.com」の前に任意の文字列を追加し「□□.〇〇.com」のように区分けするためのドメインです。

他にも似たWebの専門用語として独自ドメインやサブドメイン、サブディレクトリなどがあるので、それぞれの違いについてよく分からないという方も多いのではないでしょうか?

そこで本記事では、以下の内容について詳しく解説していきます。

サブドメインとは?

サブドメインとは、メインサイトとは別にサイトを運営する際に本体ドメインをベースにして設定するドメインのこと。

メインサイトの「〇〇.com」を元にする場合、「□□.〇〇.com」のような形式で本体ドメインのURLの前に文字列が入っているのがサブドメインです。

例えばYahoo!のドメインを見てみると、下記のようにサブドメインで複数のサイトを運営しています。

Yahoo!知恵袋https://chiebukuro.yahoo.co.jp/
Yahoo!オークションhttps://auctions.yahoo.co.jp/
Yahoo!ニュースhttps://news.yahoo.co.jp/
Yahoo!不動産https://realestate.yahoo.co.jp/

Yahoo!の場合はメインとなる検索エンジンとは別サービスのサイトを立ち上げるために、サブドメインを使っています。

サブドメインを利用することで、元ドメインは同じものを使用しながらデザインや目的が異なる新しいサイトを立ち上げることが可能。

このようにサブドメインは、メインサイトとはまったく別ジャンルのサイトを新しく作ることを目的として使われます。

ドメインについてより詳しく知りたいのであれば、下記の記事を参考にしてください。

サブドメインを使うメリット

サブドメインを使うメリット
  1. ドメイン費用をかけずに別サイトを運営できる
  2. 独自ドメインのパワーを引き継ぐことができる
  3. イメージの一貫性を保ちながらサイト運営ができる

サブドメインを使うメリットとしては上記3つがあげられます。

追加でドメインを購入せずに新サイトを作ることができる点や、本体ドメインのパワーを引き継げるのがメリットです。

ここからそれぞれのメリットについて詳しく解説していきます。

ドメイン費用をかけずに別サイトを運営できる

サブドメインを利用すれば追加でドメイン費用をかけずに別サイトを新しく作ることが可能です。

新規でドメインを購入するには年間1,000〜3,000円程度の費用がかかるため、サブドメインで複数サイトを開設すればコスト削減につながります。

例えばYahoo!を例にあげると、メインとなる検索エンジンの他にショッピングサイトやオークションサイトを立ち上げる際にサブドメインを使えば追加でドメインを購入する必要がないということです。

追加でドメインを購入することなく新サイトを運営できるのがサブドメインのメリットになります。

独自ドメインのパワーを引き継ぐことができる

サブドメインはメインサイトのパワーを引き継ぐため、立ち上げてすぐの段階から集客を成功させやすいというメリットがあります。

特に元ドメインがすでにSEOでのアクセスを集めている場合、サブドメインで立ち上げたサイトも評価が高くなるケースが多いです。

実際にYahoo!の場合にも、メインとなるドメインであるYahoo!のSEO評価が高いのでYahoo!知恵袋やYahoo!ニュースなどのサブドメインも評価を受けやすくなっています。

本体ドメインのパワーを引き継いで新サイトを立ち上げられるのもサブドメインのメリットです。

ドメインパワーについては、下記の記事で詳しく紹介しています。こちらもあわせてご覧ください。

イメージの一貫性を保ちながらサイト運営ができる

サブドメインで新サイトを運営することで、ユーザーから見たときのブランドイメージの一貫性を保つことができます。

特に企業サイトが別のサービスを新しく始める場合などであれば、新しくドメインを取得するよりもサブドメインを使ったほうが一貫性を保ちやすいです。

Yahoo!の場合も同じYahoo!のドメインを使ってニュースサイトやQ&Aサイト、オークションサイトを構築することで一貫性が保たれています。

ブランドイメージを保ちながら新しいサービスのサイトを運営できるのがサブドメインのメリットです。

サブドメインを使うデメリット

サブドメインを使うデメリット
  1. SSL証明書の種類によっては追加の発行費用がかかる
  2. メインサイトのドメインパワーが弱い場合にはSEO効果が得られない
  3. メインサイトがペナルティを受けたら悪影響がある

サブドメインを使うデメリットは上記3点。

本体ドメインのパワーが弱い場合にはSEO効果が得られなかったり、ペナルティまで引き継いてしまう点がデメリットです。

ここからそれぞれのデメリットについて詳しく解説していきます。

SSL証明書の種類によっては追加の発行費用がかかる

メインサイトでOVやEVといった有料のSSL証明書を発行している場合、サブドメインを設定することで追加の証明書発行が必要になります。

特に企業サイトの場合だとOVやEVなど会社名や所在地まで認証しているSSLを利用していることが多いと思うので、追加コストがかかってしまう点がデメリットだと言えるでしょう。

ただし、一般的なSSLの場合にはサブドメインを設定したとしても追加費用はかからないので安心してください。

本体ドメインと同じ有料のSSL証明書発行が必要であれば、追加費用がかかってしまうことを覚えておきましょう。

メインサイトのドメインパワーが弱い場合にはSEO効果が得られない

メインサイトのドメインパワーが低い場合、サブドメインで新サイトを立ち上げてもSEO効果が得られないことが多いです。

サブドメインのドメインパワーは元ドメインのパワーを受け継ぐので、元々のパワーが弱い場合にはSEO効果がないというデメリットがあります。

ドメインパワーは運営歴や月間アクセス数、他サイトからの被リンク数によって高まります。

メインサイトのドメインパワーが弱いとサブドメインサイトもパワーが弱くなってしまうのがデメリットだと言えるでしょう。

メインサイトがペナルティを受けたら悪影響がある

メインサイトが何かしらGoogleからのペナルティを受けた場合、サブドメインサイトもペナルティを受けてしまう可能性があります。

サブドメインは本体ドメインの評価を受け継ぐので、メインサイトが受けたペナルティをサブドメインでも受けてしまいます。

ペナルティを受ける原因としては、

  • 質の低いコンテンツがある
  • 質の低いサイトからのリンクがある

などの可能性が考えられます。

ペナルティの影響を受けたくないのであれば、サブドメインではなく新規ドメインでサイトを立ち上げるのも検討してみてください。

下記では、質の低いサイトからのリンクを否認する方法を「バックリンクとは?」の記事で紹介しています。

サブドメインの作り方(設定方法)

サブドメインの作り方3ステップ
  1. コアサーバーの左メニューから「ドメイン」をクリック
  2. 「新しく追加」ボタンをクリック
  3. サブドメインを入力して「作成」ボタンをクリック

サブドメインの作り方(設定方法)は上記3ステップ。

今回はコアサーバーを例にしてサブドメインの設定方法を解説していきます。

まずはコアサーバーの左メニューより「ドメイン」をクリックしてください。

コアサーバーのドメインメニュー

続いて、右上にある「新しく追加」ボタンをクリックします。

コアサーバーのドメイン追加メニュー

ドメインの部分にサブドメインとして設定したいドメイン名を入力してください。

他の部分はそのままで大丈夫なので、「作成」ボタンをクリックします。

コアサーバーのサブドメイン設定画面

ドメイン一覧に追加したサブドメインが表示されれば設定完了です。

コアサーバーのサブドメイン追加画面

まだ本体ドメインを取得していない場合には、バリュードメインで独自ドメインを取得してからサブドメイン設定を行ってください。

ドメインの取得方法や注意点・費用に関しては下記の記事で詳しく解説しています。

サブドメインに関するQ&A

サブドメインに関するQ&A
  1. サブドメインとサブディレクトリの違いとは?
  2. サブドメインで運営されているサイトの事例は?
  3. サブドメインがSEOに与える影響は?

サブドメインに関する良くある疑問は上記の通り。

ここからそれぞれの項目について詳しく解説していきます。

サブドメインとサブディレクトリの違いとは?

サブドメインとサブディレクトリの違いは、本体ドメインと別サイトとして運営するか同一サイトとして運営するかの違いです。

サブドメインの場合にはGoogleから別サイトという扱いを受けるため、元サイトと全く別ジャンルのテーマを取り扱う場合にはサブドメインを使うのがおすすめ。

サブドメインサブディレクトリ
URLhttps://●●.value-domain.com/https://www.value-domain.com/●●
取り扱うテーマ本体ドメインと別ジャンルのテーマを取り扱う本体ドメインと同ジャンルのテーマを取り扱う

実際にYahoo!の場合でも、検索エンジンとは別のQ&Aサイトやショッピングサイトを運営するためにサブドメインを使っているます。

ヤフー検索エンジンhttps://www.yahoo.co.jp/
ヤフーQ&Aサイトhttps://chiebukuro.yahoo.co.jp/
ヤフーショッピングサイトhttps://shopping.yahoo.co.jp/

対象に「価格.com」の場合には、家電やPCなど商品の種類ごとにサブディレクトリを使ってサイトを区別しています。

価格.comhttps://kakaku.com/
価格.com 家電製品https://kakaku.com/kaden/
価格.com PC製品https://kakaku.com/pc/

メインサイトと同ジャンルでサイト運営を行う場合には、同一サイトとして扱われるサブディレクトリを使用したほうが良いでしょう。

サブドメインで運営されているサイトの事例は?

サブドメインで運営されているサイトの事例として身近なところだとYahoo!があげられます。

メインサイトとなるYahoo!の検索エンジンのサブドメインとして、

  • Yahoo!知恵袋
  • Yahoo!オークション
  • Yahoo!ニュース
  • Yahoo!不動産

など様々な別サービスのサイト運営を行っています。

本体ドメインであるYahoo!のドメインパワーが強いため、サブドメインであるYahoo!知恵袋やYahoo!ニュースなどのページも評価が高まりやすいというメリットがあります。

Yahoo!のようにブランドイメージを維持しながら別サービスを展開したいという場合には、サブドメインを活用するのがおすすめです。

サブドメインがSEOに与える影響は?

サブドメインを利用することで本体ドメインが持っているSEO評価を引き継ぐことができると言われています。

ただしサブドメインはあくまでも独立した別サイトという認識になるため、SEO評価を最大限に受けたいのであればサブディレクトリを使用するのがおすすめです。

例えば本体ドメインでECショップを運営しており、同ジャンルの情報発信も行ってSEO集客を狙いたい場合などはサブディレクトリでブログを立ち上げて運営するのがよいでしょう。

本体ドメインのSEO評価を引き継ぎながらブログ運営を行うことで、効率的にSEO集客を行うことが可能です。

まとめ:サブドメインの意味を知り正しい使い方をしよう

ここまでサブドメインの意味やメリット・デメリット、使い方などについて詳しく解説してきました。

サブドメインは本体ドメインとは区切って別サイトを運営できる仕組みであり、メインサイトのブランドイメージを保ちながら別サイトを立ち上げることが可能です。

新しくドメインを取得することなくサイトを立ち上げられたり、本体ドメインが持つSEO評価を引き継げるといったメリットがあります。

もしあなたがメインサイトの他に別ジャンルのサイトを立ち上げたいと考えているのであれば、ぜひサブドメインの活用を検討してみてください。

弊社が運営するバリュードメインコアサーバーでは、ドメインの取得やサブドメインの設定を簡単に行うことが可能です。

サイトの乗っ取りを防ぐセキュリティ対策にも力を入れているため、安心安全なサイト運営を行っていきたいのであればぜひチェックしてみてください。

バリュードメインでは、
【 .com : 790(1個目) /.jp : 1,155】のドメイン割引SALE、
ドメイン・サーバー同時契約でドメイン更新費用永久無料(年間最大3,858円お得)
などお得な特典やキャンペーンが盛りだくさん!
是非、お得なこの機会にご利用ください。最新のキャンペーンはこちらから

ドメイン取得ならValue Domain


▽キャンペーン開催中!
コアサーバーでは、V2プランとドメインの同時申し込みで
ドメインが実質0円(年間最大3,882円お得)になるサーバーセット割特典、
V2プランが初期費用無料15%OFF(月額390円→331円)ブラックフライデーセール
を展開中です。
是非、お得なこの機会にご利用ください!
最新のキャンペーンは
こちらから

超高速化を実現するレンタルサーバー CORESERVER

この記事を監修した人
中村圭佑
中村 圭佑

GMOデジロック ドメイン管理担当
ドメイン管理7年目。ドメインとDNSオタクがいつの間にか営業管理全般の担当に。
オタク趣味全般を網羅してます。

Posted by admin-dev


おすすめ関連記事

service

Value Domain
ドメイン取得&レンタルサーバーなら
Value Domain
ドメイン登録実績600万件を誇るドメイン取得・管理サービスと、高速・高機能・高品質なレンタルサーバーや、SSL証明書などを提供するドメイン・ホスティング総合サービスです。
目次へ目次へ