【徹底解説】Aレコードとは?設定方法やCNAMEとの違いを紹介!
インターネットでWebページへアクセスするために欠かせないのが、Aレコードです。AレコードはドメインやIPアドレスと密接に関わっています。
この記事ではAレコードについてわかりやすく解説しています。
Aレコードの役割がわかるようになっているため、ぜひご一読ください。
Aレコードとは
まずはAレコードがどのようなものなのか、概要と役割について解説します。
Aレコードの概要
Aレコードとは、ドメイン名およびホスト名にリンクするIPアドレスへアクセスする役割を持ちます。
IPアドレスは数字もしくは英数字がランダムに配置されており、人間の脳では覚えにくいです。そこで、人間が覚えやすいようにアルファベットから成るURLが、各Webページごとに設定されています。
AレコードはURLに紐づけられているIPアドレスへアクセスする橋渡しの役割を果たします。
なお、IPアドレスには「IPv4」と「IPv6」の2種類があり、それぞれ使われるレコードが異なることは覚えておきましょう。
「IPv4」と「IPv6」については「【初心者向け】IPアドレスとは?確認方法・調べ方もわかりやすく解説」で詳しく説明しているので、そちらもあわせてご覧ください。
- IPv4:Aレコード
- IPv6:AAAAレコード
Aレコードの役割とWebページが表示されるまでの流れ
Aレコードの役割はURLに紐づけられたIPアドレスへアクセスし、Webページを表示することです。ここで、インターネット上でWebサイトを表示するまでの流れを紹介します。
- URLに対応するドメイン・ホスト名をDNSサーバーに問い合わせ
- DNSサーバーからドメイン・ホスト名に紐づいているIPアドレスが送られる
- IPアドレスのWebサーバーにデータを要求する
- Webサーバーから送られたデータを元に、ページが表示される
AレコードがDNSサーバーに登録されていることで、URLからIPアドレスへのリンクが可能になり、Webページを表示できます。
異常があったらどうなる?
Aレコードに異常がある場合、ドメイン名とIPアドレスが紐づけられなくなってしまうため、Webサイトへアクセスできなくなります。
サーバーによってはAレコードに異常があった場合は検知してくれるため、見つけたときは早急に対処しましょう。
Aレコードと他DNSレコード
ここまでAレコードについて解説してきましたが、ここからは他のDNSレコードについて、簡単に紹介します。
DNSレコードとは
まずDNSレコードとは、DNSサーバー内でドメインを管理する情報の総称を指します。AレコードもDNSレコードの1つです。
DNSレコードがあることで、ドメインとIPアドレスの紐づけが行われ、Webページを表示できたりメールが届いたりします。
DNSサーバーについては「DNSサーバーとは何?設定や名前解決を初心者にわかりやすく解説」の記事で詳しく解説しています。DNSサーバーの概要から知りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
AレコードとCNAMEレコードの違い
DNSレコードにはさまざまな種類がありますが、その中でも特に「CNAMEレコード」はAレコードと混同しやすいため、注意が必要です。
CNAMEレコードとは、Aレコードで定義されているドメインとは別名で定義するレコードです。
例えば、ドメイン名に「www.」の有無に関係なくアクセスさせたいとします。CNAMEレコードであらかじめ定義しておけば、両パターンで同じサイトを表示できるようになります。
他DNSレコードの特徴
DNSレコードには他にも、以下のレコードがあります。
- mxレコード
・・・ドメイン宛に来たメールの配送先を割り当てるレコード - TXTレコード
・・・ドメイン・ホストに対してテキスト情報を定義するレコード - NSレコード
・・・ドメイン・ホストを管理しているDNSサーバーを定義するレコード - ALIASレコード
・・・別名で定義するレコードで、Aレコードを使ったかのように見せられる
いずれもAレコードとは違った役割でDNSサーバーを動かしています。
Aレコード・DNSレコードの設定方法
Aレコードを始めとしたDNSレコードの設定方法を、弊社が運営しているバリュードメインを例にして解説します。
詳しくは、DNS情報・URL転送の設定をご覧ください。
- バリュードメインのマイページより「ドメイン⇒ドメインの設定操作」をクリック
- 設定したいドメインの横にある「DNS/URL」をクリック
- ドメインを運用しているサーバー名を選択
- 画面内のテキスト枠に自動でAレコードを始めとした、DNSレコードが表示されるのを確認
- 画面最下部の「保存」をクリック
バリュードメイン管轄のドメインを利用されている方は、ぜひ参考にしてみてください。
まとめ:AレコードはドメインとIPアドレスを紐づける役割
AレコードはドメインとIPアドレスを紐づける役割があることから、Webサイトを表示するためには欠かせないものです。Aレコードに異常があった場合、Webサイトを表示できなくなってしまいます。
弊社が運営しているコアサーバーでは、Aレコードの有効性を確認できる機能を搭載しています。また、コアサーバーはバリュードメインとも連動しているのが特徴です。そのため、バリュードメイン管轄のドメインであれば、通常よりも少ない手間で設定できるので、サーバー選びにお悩みの方はぜひご検討ください。
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