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INFORMATIONお知らせ

2009.07.21ニュース ログインページの不正表示について


お客様 各位

平素はバリュードメインをご利用いただき誠にありがとうございます。

下記内容で、ログインページにおきまして不正表示がございました。

○症状

7月6日、ログインページにて、ウィルスダウンロードを誘導するページへのリ
ンクが設置されていました。ウィルスについては下記が参考になります。

Microsoft Video ActiveX コントロール の脆弱性(MS09-032)について
 http://www.ipa.go.jp/security/ciadr/vul/20090707-ms-activex.html

○事実・経緯

7月6日朝に、新しい機能に対応するため本番用ウェブサーバーのメンテナンス
作業を行いました。その際の流れは、下記の通りとなります。

通常、メンテナンス時は、普段は停止中である代替用ウェブサーバー(202.222.
31.78)をアクセス可能にし、本番用ウェブサーバー(202.222.31.77)からウェブ
ページをコピーし、DNSの切り替えと、データベースサーバー側での受け入れ認
証設定の変更を行い、本番用サーバーの作業をします。また、本番用サーバー
がアクセス不能である場合は、割り当てIPを即座に切り替えて、障害に対応す
るようになっています。メンテナンス終了時、また、障害解消時に、本番用サ
ーバーに戻し、運用を再開します。

そのメンテナンス時に利用した代替用ウェブサーバーにて、不正改ざんページ
が設置されておりました。

同日夜、メンテナンスが終了し、および、DNSの切り替えが反映されると共に
症状は解消されました。


○原因・調査結果

代替ウェブサーバーでの書き換えについて、本番用、代替サーバー内、および
DBサーバー等のログ等の調査を行いました。システム的な乗っ取りは確認でき
ず、手動アップロードであると確認しました。また、本番用のログインページ
の表示はプログラムで生成していますが、不正ページはプログラムで動作する
形ではなく、静的なHTMLファイルが書かれているページ・HTMLテンプレートで
した。

代替サーバー自体の運用に問題あり、ウェブサーバーを停止し、対策を行いま
した。

根本的な解決策ではありませんが、少なくとも症状を回避するには、代替サー
バーに本番用サーバーの最新データを強制上書きして運用すべきでした。
ログインページ自体の開発、変更をしばらく行っていなかったため、代替サー
バーの不正なページファイルの変更時間の方が、本番用サーバーよりも新しか
ったため、上書きされずに不正なファイルが残り、表示されてしまいました。

復旧後の調査でございますが、代替サーバーでの調査では、ログインページ以
外の動作はなく、その他の被害はございませんでした。また、DBサーバーへの
アクセス等も調査を行いましたが、パケットでのフィルタ、ソフトウェアでの
フィルタ等を行っているため、アクセスはございませんでした。


ブラウザIEで、ログアウトされている状態で、新しくログインページを開いた
お客様が閲覧された可能性があると存じますが、ログ、最終ログイン時間等の
判断で、約90アカウントと判断しております。6日朝〜夜に新しくログインし
た履歴のあるお客様のアカウントにおきましては、注意表示をするようにして
おります。また、ログインユーザ名が特定できたお客様には、個別にお詫び
と確認のメール連絡を差し上げています。




対応に関する不手際、時間など、問題自体以外にも、多々問題があり、大変申
し訳なく思っております。特に遅くなった情報提供、アナウンスについての体
制、姿勢を深く反省し、今後の改善につなげて参りたいと存じます。

この度は、ご利用の皆様には、ご迷惑、ご心配をおかけし、大変申し訳ござい
ませんでした。


今後ともよろしくお願い申し上げます。

以上です。
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